お正月恒例のNHKニューイヤーオペラコンサートの公開生放送に妻が当選したので、3日の夜にNHKホールに行ってきました。席は3階席後方でイマイチでしたが、生のオケでこの豪華メンバーのオペラがタダで聴けるので、贅沢は言えません。
今年のテーマは「対の歌声、終わらない世界」ということで、善悪をあわせ持つ人間の二面性を描いたオペラの名場面12曲でした。ロシアによるウクライナ侵攻やガザでの武力攻撃が一向に収まらない状況も意識しているんでしょうね。
舞台の左右に電光盤の日本語字幕が出るので、ワタクシのような素人でも十分楽しめましたが、出来れば配布パンフレットよりももっと詳しい曲目や時代背景の解説が欲しかったというのが正直なところです。
人の二面性は永久に変わらない人間の性だと思いますが、経済成長に伴って人々の貧富の差が縮小していけば、欲望も理性が抑えられるようになり、この世界から戦争はなくなって平和になるだろうという大昔の楽観論はもはや幻想に。
約100年前に上演された「三文オペラ」(ブレヒト)で、乞食の元締めのピーチャムが「この星の上ではいつだって富は足りないし、人間は性悪。誰だって穏やかに、平和に生きたい。でも世の中の仕組みがそうはさせねえのさ」と喝破した通りの状況になっています。
あー、お正月なのに暗くなっちゃうのは、能登半島地震に続いて羽田空港での航空機衝突事故と、お正月から明るい話題がないせいもありますが(・_・;
最後のカーテンコールは撮影可でした。
💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐
さて、ワタクシ、株式投資では、毎週末の日経平均株価と保有資産残高(「MRF+現物株式残高±信用建玉評価損益」)について、いつも翌日土曜日に夫々前週末と前年末対比の増減率をチェックしています。
1月5日 日経平均株価:前週末比▲0.3%・前年末比▲0.3%
グロース250:前週末比▲1.7%・前年末比▲ 1.7% …旧マザーズ指数です。
保有資産残高:前週末比▲1.4%・前年末比▲1.4%
今週末の日経平均株価は、前週末比▲87円安の33,377円でした。今週は取引日が2日しかなく、大発会では能登半島地震の影響もあって、日経平均は一時▲700円超も年末比で下げましたが、円安が進んだこともあるのか、まあほどほどのレベルで収まった感じでした。
さて、2023年の株式投資の結果が出たので、備忘録として記します。
譲渡損益 配当
SMBC日興 +2,702,776円 +1,769,440円
マネックス + 152,959円 + 146,824円
野村 ー 円 + 1,754円
合計 + 2,855,735円 +1,918,018円
SMBC日興 マネックス
ワタクシの株式投資は家賃の運用がメインで、普段は東洋経済やダイヤモンドなどの経済誌の記事で気になった会社を中心に購入して売買するスタイルです。(投資家のバイブルである「会社四季報」は、時間がないので読みません。ネット証券口座から時々閲覧している程度です)また、テクニカル的に見て過熱感のある銘柄については、信用売買しています。
2023年は、3月末で長年勤めていた会社の顧問を辞めたものの、派遣社員やアルバイトをどんどんやり始めたこと、また収益不動産の一部を2022年に設立したマイクロ法人に移管したことも加わって、結構忙しい日々でした。
そんなこともあって、株式投資に割く時間が減ったので、ブロ友さんの記事にあった株式情報のメルマガ(よっちゃんのウェブマガジン)を2023年5月から初めて購入したのですが、2023年の上昇市況に乗って、なかなかの好成績でした。
半年前のことで、著者の了解を貰ったので、具体的な銘柄を記しますね。
①山崎製パン(2212)
インフレ時代では「値上げ力」がキーポイントという観点から2022年末に購入したら、順調に上昇。メルマガでは、7/23に配信があり、7/25に@2151で1,000株を追加購入し12/25に@3154で売却。(譲渡益+103万円、株価上昇率+48%)
②リケンNPR(6209)…6月購入時は日本ピストンリング(6461)
メルマガでは、6/18に配信があり、6/19に@1483で500株を購入し保有中。10月にリケンと経営統合。(含み益+39万円、株価上昇率+46%)
③アイチ(6345)
メルマガでは、6/22に配信があり、6/28に@859で500株を購入し保有中。(含み益+10万円、株価上昇率+27%)
このメルマガは著者独自のテクニカル分析理論に基づくものですが、正直言って内容は理解出来ていません💦ワタクシのテクニカル分析は、ボリンジャーバンドとRSIが中心なので、これらの指標との整合性をチェックするくらいです。また、中身の分からない業界銘柄はパスしています。
2023年にうまく行った上記の例はいずれも「順張り中の順張り」です。2023年の株価動向を見れば分かる通り、好業績の株式を1Qに順張りで仕込んでいれば、大抵は勝てたはず。アイチは10月に下がりましたが、買値を下回ることはなかったので、ゆっくりキープ出来ています。なお、勿論損切りしたメルマガ銘柄も結構ありましたが、大怪我はせずに済みました。
最後に今年の最大損切り銘柄は住友金属鉱山(5713)でした。ニッケルや銅の市況も一向に盛り上がらず、今後いよいよ顕在化してくる中国の景気低迷→経済成長鈍化を考えて、年末に山崎製パンの利益もフルに使って大損切りを実行しました(・_・;
2024年は新NISA発足もあり、日本株は悪くないと思っていますが、この年始の半導体株の下げだけはちょっと気になりました。皆さんの投資が上手く行くようにお祈りしております。