毎年6月第1週になると、東京23区の固定資産税納付通知書が郵送されてきます。

 

去年が3年に1度の評価替えの年でしたが、コロナ影響で打撃を受けた事業者や家計の税負担を抑えるという趣旨で、評価替えによって固定資産税が上昇する土地については、課税額を1年間据え置きました。したがって、今年は土地分の固定資産税が前年比では増加します。

 

昨年も書きましたが、固定資産税評価額については、エクセルのチェックシートを作ってチェックすることをお勧めします。まず、正面路線価をベースに、①奥行長大や間口狭小の補正②側面路線価からの加算額③地下障害物補正率や都市計画補正率などの調整、を加味して評価額@を算出します。(これをやっておくと、後年の相続税の財産評価時に重宝しますよ)

 

これで普段は課税通知書記載の評価額と一致するのですが、今年も昨年と同じく世田谷区の戸建で数字が合わなかったので、時点修正率(*)をチェックしたら、昨年よりもさらに減価されており、この分を修正するとピッタリ合いました!

(*)「令和2年1月(路線価算出時点)から2年7月までの半年の価格ダウン分」と「令和2年1月(路線価算出時点)から3年7月までの1年半の価格ダウン分」のうち、ダウン率が大きい方を令和4年の固定資産税評価に織り込んで評価額を減額修正しています。

 

今年の固定資産税と都市計画税の合計税額ですが、昨年比で約2.5%の増加です。土地分は約5%アップしましたが、建物分は昨年とほぼ同じだったので、上昇はこの程度で済みました。ただ建物の評価は、工事費や資材費を積み上げた再取得価額から経年減価をして計算するらしいので、来年はインフレ影響でアップするのかも。。。

 

またいつも通り区分マンションについては、都税事務所に行って「令和4年度 土地・家屋名寄帳」という表題のマンションの丸ごとベースの課税明細書を貰ってきて、固定資産税チェックは無事終了です。支払はPayPayの場合、手数料はゼロでもポイントはつかないということで、いつも通りクレカ払いにしました〜