ベンチャー企業3,000億円への軌跡 | CEOコラム

ベンチャー企業3,000億円への軌跡

澤田社長は創業時からビジョンを明確にしていた。
→世界一の旅行会社→飛行機を買う→世界中にホテルをつくる
当時から大ボラを吹いていた。誇大妄想のようにその時は思えたが今となってはすべて現実となっている。澤田さんのすごさはいつ会っても毎回言葉が変わらない事だ。だから社員は異常なモチベーションで彼の背中だけを見て行動した。セミナーで聞いたHISの役員だった大野さんの言葉である。
経営者として大切なのは、何度も何度も同じことを言い続けていって、自分の気持ちも高めて行くことだ。そうすることによりエネルギーがオーラになり、相手を巻き込むことになるのだ。


大野さんは入社以来、朝から晩までずっと一年間ビラを配って行った。
バイトも含め、残業代や時間を気にする人はいなかった。
営業はいかにお金をかけずに直ぐ出来ることをやってくかに尽きると大野は創業時を振り返り語る。
①5Sの徹底
②日本一の挨拶
③スピード→待たせない(電話にして、質問事項にしても同じ)→着手の早さ(いいなと思ったらすぐにやる)
この①~③はどの企業でも当たり前のことであるが、ほとんどの会社が徹底されていない。ライバル企業が出来ていない事は実は当たり前の凡事であった。

一般的に、辞めて行く社員さんは・会社の未来を信じていない・理念を共有していない・どこに行っても使いものにならない人の3タイプしかないと思っていいという。
環境は新入社員がつくるものではない。会社を引っ張っていく人たちがお手本を見せることが何より重要である。凡事徹底を背中で燃せるのである。

もう一つ成長の原動力となった考え方は「今の常識は未来の非常識」と職場のリーダーが信じることだ。今までやってきたことは未来に通用しなくなる事は、歴史が証明しているのだ。
スカイマークでいえば①機内の音楽配信や映像配信をやめていく②飲み物はお客様は欲しい→100円で売ろう!③CAの採用をやめて、グランドホステスをCAにして両方仕事してもらう。
意識は行動を作り、行動は習慣を作り、習慣は体質を作り、体質は運命を作る。「航空運賃を安くそして何が何でも黒字にするぞ!」という志が不可能を可能にした。徹底的にやり抜くから、習慣になっていく。
トップがぶれると会社はぶれる。澤田はあきらめないしぶれない。
【経営理念】
ツーリズムを通じて、世界の人々の見識を高め、  国籍、人種、文化、宗教などを越え、世界平和・相互理解の促進に貢献する。
自分たちの経験をしたことを通して人々の役に立つ。その根底には素晴らしい経営理念が存在していた。私も「アジアと日本の架け橋になる」理念を背中で見せなければと決意を新たにした。