経営計画チェックリスト パート2 | CEOコラム

経営計画チェックリスト パート2

経営戦略の中でビジョンと同じくらい大切なのは、危機管理シュミレーションである。企業の寿命は20年から30年ぐらいではないかと考えているが、それはあくまである程度これから来るであろう内部の障害や外部環境変化を考えている企業の話であり統計的にはもっと短いと思われる。

③危機管理戦略

*財務・・・・企業が赤字でも流動性が確保されていれば危機はやってこない。しかし安全性に裏打ちされた流動性でなければいずれ危機は訪れる。簿価を時価に近づける事、合法的簿外資産を作ること、短期借入金より長期借入金に、固定資産は自己資本の範囲で。自己資本が充実していてもそれを有効に運用できる力がなければ企業は衰退していく。

*組織・・・・企業の活力は組織の活力と同義語である。財務で流動性が最も重要な指標であるように組織の固定化は人材の成長を妨げる。若い人材に新たな事業に挑戦させる企業風土が前提となる。中小企業の場合、社員ひとり1人の成長戦略を描く余裕と仕組みがないのが通常である。我社も例外ではない。もう一つ責任者は次の責任者を養成する事を義務付ける必要がある。そうでなければ自分は次のステップに行けないのだから。


④マーケティング戦略

内部体制とコアコンピタンスが確立されていても危機は突然やってくる。ビジネスの前提条件が変わることだ。この10年間様々な環境変化が突然現れた。10年に一回が5年、3年に一回となりそのうち1年に一回となるだろう。起こりうることは9・11以外はある程度予測出来たことに思える。気候変動と過剰流動性、人口変化から起きうることは出来るだけ備えていきたい。
しかしながらこういった危機管理すらポジティブに捉えビジネスにしていく事が肝要である。初めは小さな影響しかない事象が時間が経つにつれ、トレンドとなり常識になっていくのを我々はインターネットを通して学んだはずである。



⑤投資戦略

投資基準は企業の未来をいかに創るかのものさしといえる。私は自己資本の20%を上限としている。撤退基準も同様に重要で期限と投資総額を明確にしたい。でなければPDCAの意味がない。