ケースメソッド・・・・土木・建設業 | CEOコラム

ケースメソッド・・・・土木・建設業

土木建設業はある意味、広告業に似ている。高度成長時代は経験とある程度の知識があればビジネスが成立した。今成熟期から衰退期に業界全体が入り優勝劣敗が進み社会になくてもよい会社は存在出来なくなってきた。同族経営、思いつきの意思決定は論外として顧客ニーズへの対応がしずらいビジネス環境になったのだ。
時代の変化はすべての業種に変革を要求している。マーケットは確かに毎年縮小するが20%の会社は変化に対応し成長していく。そこで成長するための手順をケースメソッドをもとに考えたい。


①中長期ビジョンを理念と未来の観点から策定する。社長が心からワクワクする仕事にフォーカスしそれが伸びる市場なのか検証、つまり理念を実現出来る未来環境を特定する。

②経営資源の3カ年計画を策定。人、モノ、カネ、情報の数値化。基本はBS3カ年計画とし①を具体的にするのだ。

③年度方針の策定。ポイントは①実現のため経営資源の集中と選択すること。これは社内的にかなり軋轢を生むので幹部との定期的な意見交換を必要とする。とくに人の処遇を誤ると致命的になるが長期的観点での決断を実施することが肝要。

④最悪のケースともしもへの備えを検討し①~③を補強する。もしもは必ずやってくる。

⑤新商品開発と異業種参入をコアコンピタンスの観点から検討し①~③を補強する。自社の強みを生かせる異業種は必ず存在する。

⑥社内の情報インフラを再点検し4つのステークホルダーから活きた情報が常に入るしくみを目指してみる。

⑦働く環境3カ年計画を策定。自分が社員なら働きやすいのかがポイントになる。頑張った社員を客観的に評価、処遇できるか、社員の不満を客観的に捉えるには常に「自分がその立場だったら」という視点は欠かせない。

⑧社長、幹部が個人目標を高く設定し実現すること。口だけのリーダーは相手にされない。いざというとき尊敬される行動をとれるようにするには日頃の習慣が重要。

⑨社員の個人目標を貢献と成長にフォーカスし部門長が共に考える。必ず3カ年目標と年度目標を設定し、目先の業績に捉われることなく策定する。年度計画と個人目標は必ず喧嘩するからバランスを毎月とれるよう部門長が面談する。

⑩指示命令の統一をし決めたら任せる組織にする。途中で口を挟みたくなるのが常ではあるが、それは人の成長を妨げ自らの時間を無駄にする。

ケースでは自分が出来てない事ばかり気づかされる。「人の振り見てわがふり直せ」とは他人の中にある自分を見る事の大切さの事だと思った。