column407 あきらめる | CEOコラム

column407 あきらめる

最近読んだ雑誌の中で、作家の五木寛之氏が今の時代を生き抜いてゆく第1歩として「あきらめる」という言葉の定義をしていた。
あきらめるとは本来明らかに極めるという意味で「現状を冷徹なまでに正確にバイアスなしで見る」ということらしい。
確かに我々は自分の人生のみならず、会社の事業計画においても自らの希望や思いという事を前提とした現状分析や未来予測を行っていることがほとんどである。
人間は自分の期待度でしか現状を見ていないという。
未来に対しても当然、まさかこんなことは起きないだろう、起きてほしくないという期待度で見てしまうということだ。

中途半端な期待を持って未来を見ることと絶望をもって未来を見ることは等しいということなのだ。

チャンスは確かにあるが、中途半端な期待から予想したチャンスならそんな説教やコラムは聞かない見ないほうがよい。
むしろ今起こりうるすべての最悪の事態を想定し、しかも明るく変らない毎日を積み重ねられる自分に変えていくことは、毎日の習慣を変えていくことに違いない。
ここからしか本当のチャンスは生まれようがない。