column387 可能思考(PSSプログラムより) | CEOコラム

column387 可能思考(PSSプログラムより)

今日は「私たちは結果ばかりに目を向けて自分を判断したり、厳しく評価することにエネルギーを奪われてはいけない。可能志向で未来を見、可能性を信じることこそ大切」

この一文に注目したい。

現実に置き換えると業績がよければ油断し、悪ければ悲観し、モチベーションが下がるのが人の常である。
良いときは、未来やってくるだろう市場の変化や自分の置かれるであろう環境変化を予見し危機に備えるべきだ。
悪いときは、良いときに手を打たなかった己を反省し、自らのビジョンを信じビジョンに向かって今成果を出すためにできることを集中してやるべきである。

「好業績は百難隠す」とはよくいったもので、心地よい状況に浮かれず、今ある課題・問題解決をすべきであるがなかなかそうはいかない。

我社を例にとってみれば20年間続いた増収がその時々の改革で永遠に続くと錯覚してしまっていた。
5年前に真剣に手を打つべきことが実際に実施されたのは2年前。
思えば今あるものを失いたくない守りの姿勢と「そんなことをしなくても…」という驕りが対策を遅らせていた。

初の赤字決算で初めて己の考え方の甘さを嫌というほど知らされる。
チャレンジを理念に掲げながら、実際には事業マネージメント(事業ポートフォリオ管理)の中ではチャレンジしていなかった自分を痛感。

幸い、昨年からの事業構造改革により血は止まった。
完全なる利益体質に生まれ変わりつつある。

しかしチャレンジし続けなければまた同じような危機が未来やってくることを肝に銘じなければ今回の教訓は生かされない。