column339 2タイプの経営者 | CEOコラム

column339 2タイプの経営者

経営者には2タイプある


A強いビジョンを持ちアイデアを具現化し、トライ&エラーを繰り返しながら失敗から学び開拓していく「ベンチャースピリットあふれた経営者」

彼はベンチャースピリットとともに儲けを強く意識し、自分ひとりでは自分の夢が実現できないことを時間の経過とともに知る。

「自分が考えずして、自分が行動せずして  がする」が行動基準。

このタイプは24時間夢について考え続けるため、否が応でも次から次へと様々なレベルのアイデアが浮かぶ。

そして浮かんだらすぐ実行したくなるのですぐアクションを起こす。

基本的にトップダウンのため、自分を取り巻くすべての人に対し軋轢を起こす。

そしてその軋轢は必要悪と考える。


この段階で自分の立場を学ぶべきだが、99%の人がここで脱落する。

ここからはいかに従業員・取引先・消費者・庶民の立場に立って自分のビジョンを実現するのかが勝負の分かれ目となる。

それは11つの発見を戦略・戦術に組み込んでいく実に地道で根気のいる作業である。

時には自分の考えを否定され、時には夢さえ無意味に思えてくる。
しかしここで強いビジョン達成への野心があるかどうかで成功への軌道から外れるのか、成功のベクトルに正しく乗り続けていられるかが決まる。

B)他人の作ったビジョンを基に戦略・戦術をどんどん改善し、組織を一つの方向に束ねることが非常に得意な経営者
極めて一般的。いわゆる調整前進タイプである。
このタイプの経営者は社会が右肩上がりの時には特に力を発揮するが、(A)のタイプが作ったビジネスモデルの穴をコツコツ埋め、そしてきれいに塗装していくことも得意分野である。
しかし、予期せぬこと、自分の考えをはるかに超える事態が起こったとき判断を誤る可能性がある。


A)(B)いずれのタイプにも必要な気質には「困った時は常に原理原則を考えられる」という誠にシンプルで地味な才能である。
問題は「考え抜く力があるのか?」に違いない。それも楽しく、集中して!
考え抜くとシンプルになる。
シンプルだと人に伝わりやすい。
伝わった後どう人がアクションを起こすのか、そしてそれをどう評価するのか。
考えてみれば経営者のやることは誠に多いし、楽しい。


[追記]
政治の世界では
A)は小泉純一郎、小沢一郎か?
B)は無数にいるが、今度総理になった福田首相、そしてほとんどの政治家・サラリーマン社長がこれに当てはまる。

A)が判断を誤るときは、急ぎすぎ・思い付きの時。
そして自らの哲学に自身をなくした時。
B)が判断を誤る時は常に判断基準が原理原則に偏る時。
つまり自分の目指す姿に自分の思いがないため、無難な判断になる。
無難な判断は99%必要だが、大きな壁は乗り越えられない。