また来ましたね、この手の見出し。
「中国、対日輸出規制」
「レアアース禁輸か?」
「日本、終わり?」
……はいはい、毎回これ。
凡笑はこういう時、まず深呼吸してから言います。
それ、即死技じゃありません。嫌がらせ技です。
■ 今回の正体:「全面禁輸」ではなく“運用で締める”
中国商務部の文面をよく読むと、ポイントはここ。
✔ 軍民両用(デュアルユース)
✔ 日本の軍事ユーザー
✔ 軍事力向上に資する最終用途
✔ 第三国経由もアウト
……便利な言葉、全部盛り。
つまりこれは
「全部止める」じゃなくて「許可を出さない」方式。
これ、何がイヤらしいかというと、
・止めた理由は“安全保障”
・止めるかどうかは“中国の裁量”
・外から見ると“グレー”
一番コスパのいい嫌がらせです。
■ 中国も自分の足を撃つ? だから“限界”がある
ここで冷静ポイント。
中国、今なにで食ってます?
👉 輸出。
景気が弱い中で、「売らないぞ!」をやり過ぎると、
✔ 輸出収入が減る
✔ 雇用が揺れる
✔ 地方政府が死ぬ
つまり、中国側も長期戦は無理。
だから今回のカードは、
× 相手を殺す
〇 相手をチクチク刺す
このレベル。コメント欄の「痛み分けだろ」は、ここに限っては当たり。
■ 日本「2010年?ああ、あれね」
凡笑が一番言いたいのはここ。
日本、2010年に一回死にかけてます。
レアアース騒動。覚えてます?
✔ 調達先を分けた
✔ リサイクルを進めた
✔ 省レアアース化をやった
結果どうなったか。
中国一本足打法はやめました。
もちろん、「まだ依存してる品目」はあります。
でも、「即死」するほど無防備ではない。
これ、過去問です。
■ 日本がやるべきこと? 順番を間違えるな
凡笑流・実務の話。
① まず止血(今すぐ)
止まるのはレアアースそのものじゃなくて
👉 磁石などの中間材。
ここが詰まると、
・自動車
・ロボット
・電子部品
全部遅れる。なのでやることはシンプル。
✔ 在庫を見える化
✔ 重要用途に優先配分
気合じゃなく、仕分け。
② 次に代替(半年〜数年)
豪州、同盟国、都市鉱山。
ポイントはこれ。
❌ 鉱山だけ
❌ 精製だけ
じゃダメ。
鉱石 → 分離 → 金属 → 磁石
ここを「線」で作り直す。
補助金はバラ撒くな。工程でつなげ。
③ 並行して制度戦
「WTOに訴えろ!」
……時間かかりすぎ。効くのはこれ。
✔ 日米欧+資源国
✔ 非中国サプライに
✔ 需要保証を付ける
市場を先に作る。
買い手が見えれば、投資は勝手に走る。
これが一番イヤな対抗策。
■ 最後に:高市政権に求められているもの
今回の中国の動き、政治的には派手。
でも経済的には、「運用で締める脅し」
この程度。
日本がやっちゃいけないのは、
❌ 過剰反応
❌ 株価と企業心理を壊す
❌ 感情で報復合戦
やるべきは一つ。
淡々と、次のカードを無効化する。
喧嘩ってね、勝つためにやるんじゃない。
相手の武器を、使えなくするためにやる。
凡笑は今日も、ニュースの見出しより工程表を眺めています。「ほら、また一枚、中国カードが腐ったな」と。
南無阿弥陀仏
