『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生30) | マヤブログ(妄想ストーリー)

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現在は三代目ファンフィクション専用垢です。
ちょいと前にブログ、オリジナル漫画、なんちゃってキャラ弁etcを公開してました。時々「はじこい妄想ストーリー」や「BTS妄想ストーリー」も気まぐれに書いてます。

「たっくん、なに?急に…俺、なんか怒られてる💦」



「乃愛と結婚したら、たぁくんオコよ😡パーパ」



「…」



「ええー‼️るーたんと結婚?しゅてきね😳💦」



隆臣と乃愛の様子を見て、臣がしかめっ面になった。



「何だって!?聞き捨てならねぇな」



「待って待って💦何の話だかさっぱり…」



困惑して大きめに両手を振る隆二の後ろから、陽翔の父が申し訳なさそうに言った。



「あの~、お取り込み中ですが、そろそろ出発しないと」



「あ、そうですね‼️お騒がせしてすみません💦」



隆二がそう言うと、臣の表情も和らいだ。



「もう、お別れの時間か」



「とーしゃん、離してぇ‼️」



「お?おう…」



臣の手を離れると隆臣は陽翔の側に行き、手を繋いだ。



「ひーしゃん…」



「たぁくん…」



子猫も急にミューミューと小さく鳴き始め、
隆二の手の中から軽く爪を立ててよじ登り、
ごそごそとシャツの中に潜り込んだ。



「ニャーにゃもるーたんとお別れしたくないのね」



乃愛は隆二のシャツの上から、丸くなった子猫を撫でた。



もう片方の手で隆二の空いてる手を取って自分の頬に当てた。



「乃愛、わかるよ、ニャーにゃ…」



ピキ…



臣から小さな音が聞こえた。



「うぐぐ…メス猫ニャーにゃに、乃愛…」



「臣、大人げない」



ピキキ…



「眉間に筋、立てんな」



隆二に一刀両断され、臣は唇を尖らせた。



残された臣と陽翔の父はお互いに見つめ合い、苦笑いした。



「なんだか切ないですね」



「俺は別の意味で切ないです」



臣は面白くなさげにポツンと呟いた。



つづく









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