ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission2-① | マヤブログ(妄想ストーリー)

マヤブログ(妄想ストーリー)

現在は三代目ファンフィクション専用垢です。
ちょいと前にブログ、オリジナル漫画、なんちゃってキャラ弁etcを公開してました。時々「はじこい妄想ストーリー」や「BTS妄想ストーリー」も気まぐれに書いてます。

「サシ飯って3度目だったよな」




渋谷にある居酒屋の個室で向かいに座る臣が言った。




「サシではね」




「二人で約束してても、必ず途中から誰か加わるもんな」




臣はグラスの酒をぐいっとあけた。




「なんか気に入らないって風に聞こえる」




「気のせいだろ?」




「……」




「グラス、あければ?ついでに注文するから」




「うん…」




俺は手元のグラスに半分以上入っていた酒を一気にあけた。




バースデープレゼントは手渡した。




用は済んだ。




タイミングを見て、何か理由をつけて帰ろう。




…だけど、「サシ飯」ってなかなか切り出せない…




それが今まで臣の誘いをスルーしてきた理由でもある。




ちらっと目線を合わせると、怪しい目をして俺を見ている。




…いつから?




そんな目で俺を見るようになったんだろ?




ピコン♪とiPhoneが鳴った。




…多分、恭介だろう。




「ちょっとごめんね」




臣に断ってからiPhoneを手に取る。




臣がその手を制した…




「ダメだって言ったら?」





to be continued…