「はい!のっぽしゃん、アーーン♪」
直己の隣に陣取って、隆臣がお好み焼きをフォークに刺して直己の口に持っていく。
「俺はいいから、自分でお食べ」
「ダメよ!アーンちて😡」
「そっか?じゃあ…アーン💦」
正面に座る直人が吹き出しそうになっている。
「ヤベ💦ウケる…」
直人の隣に座るまりあが隆臣に声を掛けた。
「隆臣くんには私がアーンしてあげるね」
隆臣は、モゴモゴと口を動かしている直己の膝の上に「よいちょ」と言って座り、まりあに返事した。
「ダメよ!まりあはなおちゃんにしゅきしゅきちてね!」
まりあが真っ赤になった。
「ほらね!直己が居たらみんな用なしだって言ったでしょ?」
「ホントに…」
「じゃあ、なおちゃん、どうぞ!アーン」
「え?メンバーの見てる前で…照れる💦」
「あ💦俺、ビール取ってこよ」
隆二が席を立った。
「待って、隆二!手ぇ貸して」
「ん」
臣が隆二の手を取って、その反動で立ち上がった。
二人してキッチンに行った。
「気ぃ利かせなくてもいいって💦」
直人が照れながら目の前の直己を見ると、隆臣が小さな手のひらで直己の両目を隠した。
「まりあ、どーぞ!アーンちてくらしゃーい」
「たっくんまで💦」
「じゃあ、なおちゃん、アーン❤️」
「アーン…」
直人が照れまくってお好み焼きを口に頬張った時、玄関のチャイムが鳴った。
つづく