『W旦那+(プラス)』 はじめてのおつかい37 三代目妄想劇場 特別編 | マヤブログ(妄想ストーリー)

マヤブログ(妄想ストーリー)

現在は三代目ファンフィクション専用垢です。
ちょいと前にブログ、オリジナル漫画、なんちゃってキャラ弁etcを公開してました。時々「はじこい妄想ストーリー」や「BTS妄想ストーリー」も気まぐれに書いてます。

隆二達が自宅の玄関に入った時だった。


キッチンから聞こえる美しいファルセット。


臣が奏でる高音域は聞く者全てを魅了する。


一同は思わず立ち止まり、耳を傾けた。


君を守るため  そのために生まれてきたんだ


あきれるほどに  そうさ  そばにいてあげる


眠った横顔  震えるこの胸  Lion Heart



最初に反応したのはELLYだった。


「これ…ソロライブの」


直己「これって隆二のことだろ?」


ELLY「絶対そーだよね♫」


隆二「またまたぁ…直己さんもELLYも茶化さないでよ」


「惚れ惚れする歌声ですね、ほら!うちのサナも泣きやんだ」


隆二「ホントだ!サナちゃん、笑ってる…」


廊下を進み、キッチンが近づくと一層大きく歌声が響いてきた。



いつか もし子供が生まれたら


世界で二番目に  スキだと話そう


君もやがてきっと  巡り合う


君のパパに出会った  僕のようにね



隆二「臣…」


ELLY「ほら!やっぱ今市くんのことだ‼︎」


直己「ELLY!いい時にツッコむな  笑」


隆二「……」


直己「ほら、隆二固まっちまったじゃないか」


ELLY「え⁉︎ごめんね💦そんなつもりじゃ…」


隆二「違います、直己さん、ELLY…」


直己・ELLY「え⁉︎」


隆二「本当に…胸が震えました」


隆二の柔らかな横顔を見て陽翔の父が呟いた。


「愛情いっぱいの家庭で…隆臣くんは幸せですね」


失ったものは  みんなみんな埋めてあげる


この僕に愛を  教えてくれた温もり


君を守るため  そのために生まれてきたんだ


あきれるほどに  そうさそばにいてあげる


眠った横顔  震えるこの胸  Lion  Heart





つづく