ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島first night mission12-⑤ | マヤブログ(妄想ストーリー)

マヤブログ(妄想ストーリー)

現在は三代目ファンフィクション専用垢です。
ちょいと前にブログ、オリジナル漫画、なんちゃってキャラ弁etcを公開してました。時々「はじこい妄想ストーリー」や「BTS妄想ストーリー」も気まぐれに書いてます。

「…隆二」




それ以上はなにも語らないで、臣は静かに隆二を抱き寄せた。




「いつだってそうなんだ」




「臣は俺の気持ちも知らないで、時々突き放すんだ」




「突き放してなんか…」




「意識してないって言いたいんだろ?それって余計に傷つくんだよ」




「ごめん」




「そうやって言ったら、お前がどう答えるか…試してみたくなったんだ」




「試して…それで答えを出そうとしたの?」




「…結果はわかってたけどな」




「わかってた?」




「そう、お前は情の深い奴だから、アイツと別れることなんてできない」




「……」




「アイツの方から切り出さない限り…な」




「…そこまで俺のことわかってて」




「隆二…」




「サヨウナラは…ないよ‼」




隆二を仰向けにしたまま、ぎゅっと抱きしめる。




「悪かった…酷いこと言ってごめんな」




何度も何度も隆二の髪を優しく撫でる。




「…また、あの時と同じ返事を俺がしたら、
臣も同じように返すんでしょ?」




すぐ側に隆二の顔があって、数センチで唇が触れる。




「言いたくないし、離したくないから」




「いまここで聞かせてよ」





「俺の知らないお前の声を…」









to be continued…





via マヤ
Your own website,
Ameba Ownd