ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島mission 11-⑦ | マヤブログ(妄想ストーリー)

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現在は三代目ファンフィクション専用垢です。
ちょいと前にブログ、オリジナル漫画、なんちゃってキャラ弁etcを公開してました。時々「はじこい妄想ストーリー」や「BTS妄想ストーリー」も気まぐれに書いてます。


歌番組が終了し報道番組が始まった。




しばらく二人揃ってボーッとTV画面を見つめていたが、いきなり臣がベッドから起き上がった。




「おみ?」




「…腹減った」




キッチンへと消えていく。




「……」




すぐにワイングラスとシャンパンを持ちベッドルームに戻ってきた。




「考えてても現状が変わるわけでもないし…乾杯しようぜ」




「…よくそんな呑気でいられるね」




「ん?呑気ね…」




「きっとアイツの事だから、すぐにここもつきとめて迎えに来るって、そんな気がするから」




ベッドに腰かけている隆二にワイングラスを手渡し、シャンパンを注いだ。




「…なんか、よく知ってるような言い方だな」




「…前にお前とサシで飲んで、お前が酔いつぶれたあの日」




相方のシャツを引き裂いた映像がフラッシュバックする。




「あの日がどうかした?」




「…連絡もしてないのに、俺達がいるホテルにアイツが迎えにきた」




「あの日は…俺がLINEで知らせたんでしょ?」




「俺、ずっと酔いつぶれたお前を介抱してたから言えるんだけど、お前LINEなんてしてなかったから」




「嘘でしょ?ちゃんと履歴が…」




「サシで飲んでる時に携帯いじんな…って俺が注意してから一回もスマホに触れてないよ」




「……」




「なのにアイツはまっすぐ俺達がいるホテルの部屋にやって来た」




「…ホントに?」




「…発信器でも付いてるんじゃないかって、マジに思ってた」




「…あ!?」




「なんか思い出した?」




「そういえば、なんて言ってたっけ…確か




「六本木のスタジオにいるときに恭介から電話があって…」




「何かがうまく作動しないって言ってた」




「…ほら‼やっぱりどこかに発信器をつけられてるんだよ」




「…それって」




「ん?」




「どこに行くにも24時間監視されてるってわけか」




乾杯もせずに、隆二はグラスに注がれたシャンパンを一気に飲み干した。




グラスが唇から離れると、みるみる険しい表情へと変化していった。。





to be continued…