プレハブの外に出ると門扉の外に臣の姿が見えた。
臣「隆臣!」
隆臣「あっ❗おとーしゃん!!」
隆臣が大きな声で答えたのと同時に、母屋の方から叫び声が聞こえた。
「きゃあああ!!!人さらい!たぁくんをどこへ連れて行くの?」
隆二「なっ…」
臣「人さらいはどっちだ!ふざけんな!」
「たぁくん!ママの所へいらっしゃい」
女はひざまずいて隆臣を手招きする。
臣「バカ言うな!隆二、早く警察に連絡して!」
隆二「あ…ああ」
「たぁくん!ママのこと嫌いになったの?」
隆臣「おねぇしゃん…」
散り散りになっていたメンバーたちがぞくぞくと集まってきた。
乃愛「たぁくん!」
隆臣「のあ!」
剛典「よかった、無事だった」
ELLY[たぁ坊!」
直己「隆臣っ!」
隆臣「あ!えりたんものっぽしゃんもいるよ!」
隆二「みんなたっくんのこと必死で探してたんだよ」
隆臣「どうして?みんな鬼しゃんになったの?」
つづく