『W旦那+(プラス)』 TAKAOMI⑬ 三代目妄想劇場ショートストーリー | マヤブログ(妄想ストーリー)

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現在は三代目ファンフィクション専用垢です。
ちょいと前にブログ、オリジナル漫画、なんちゃってキャラ弁etcを公開してました。時々「はじこい妄想ストーリー」や「BTS妄想ストーリー」も気まぐれに書いてます。


隆二を抱きかかえて先に車に乗せた後、臣が苦しげに言った。



「なんで俺達がこんな目に…」



言い終わらないうちに唇を噛みしめた。



すぐ隣にいた健二郎が臣の肩に手を置いた。



「気持ちは痛いほどわかるけど、今は臣ちゃんがしっかりせなアカンで」



「健ちゃん…わかってるよ」



臣は車に乗り隆二の隣に座ると、拳で目元を拭った。



「臣ちゃん…」



臣と隆二を乗せた車を見送り。健二郎は思った。



ー臣ちゃん…泣きたくなるよな。
   わかるよ。
   俺達も辛い…



(回想)



『健ちゃん、しゅきぃ♪』



ーたっくん…
   昨日のことやのに、なんでや?
   



ー神でも仏でもどっちでもええから、
   俺らの大切な子供を守ってくれ‼




ー…お願いや…



空を見上げ目を閉じた健二郎の顔に、雨が容赦なく叩きつけた。





つづく

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