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2023年5月8日(月)
新型コロナウイルス感染症の
感染症法上の位置づけが
季節性インフルエンザと同じ「5類」へ移行した
2020年1月16日に国内初の感染者が確認されてから
実におよそ3年と4カ月の間
ソーシャルディスタンス
ステイホーム
パンデミックなどといった耳タコの流行語とともに
混乱と管理と不安の中で過ごしてきた
この間の国内感染者数はおよそ3380万人と言われている
単純に10人のうち2~3人が感染したことになる
直近の一年のうちに感染力の強いオミクロン株が登場し
これによって第6~8波の感染爆発で
二度も一日で25万人前後の新規感染者を出したこともあった
そんな中岸田首相は「5類」への格下げを発表した
そんなことをして大丈夫なのだろうかと不安になった
あれからおよそ4か月後それは実行された

「5類」移行によって何がどう変わるのだろうか?
まずは外出自粛要請や濃厚接触者の特定が廃止される
ステイ!
とワンコのように指示されることはなくなった
風邪の症状のときのように
どこの病院でも対応してもらえるようになる
毎日行われていた感染者数の公表が週に一度となる
天気予報の「きょうの天気」コーナーが
「週間天気」コーナーの扱いになったようなものだ
そして今後の対策は「個人の判断」に委ねられる

関取が大関から陥落するように
新型コロナウイルスの位置づけが
「2類」から「5類」へと格下げられるからといって
平幕にとどまった関取が土俵を去らないように
コロナだって感染症という土俵から降りたわけではない
一部の専門家は流行の第9波の可能性を指摘する
再び
ソーシャルディスタンス
ステイホーム
パンデミック
なんて言葉が耳タコにならないように
この「個人の判断」とやらに期待したい、、、祈りたい
