炉開きです

濃茶用に紹鷗大棗、薄茶には利休型大棗です

左の桐蒔絵が利休型、右が紹鷗型です

利休型のほうが紹鷗型より少し丸みを帯びています

軸は久しぶりに玉舟宗璠「黒漆桶裏盛墨汁」

「こくしっつうりにぼくじゅうをもる」と読みます

6年ほど前に私のところに来ましたが、一時期戦前まで魯山人が総料理長をしていた「星岡茶寮」で所蔵されていたらしいです。

私はこの掛軸が手元に来た時、これは玉舟和尚が私に公案を授けてくださったのだと思い常にこの言葉について考えています。

理屈ではある程度理解できるのですが、まだ到達できません