お茶と言うと思い浮かべる都市はどこですか?
やはり京都。
そして和歌山、金沢、松江、名古屋という所ですか。
私はどうしても鎌倉が浮かんできます。
鎌倉は宗偏(本当はぎょうにんべんだが、変換できません)流の御家元山田宗偏のおひざ元ですが、それが理由ではありません。

「鎌倉円覚寺の境内に入ってからも、菊治は茶会へ行こうか行くまいかと迷っていた。時間にはおくれていた。」で始まる川端康成の「千羽鶴」。
そして冒頭から原節子と杉村春子が並んで座っているお茶会のシーン、小津安二郎監督の「晩春」。
これらがどうしても私の北鎌倉のあこがれとなっています。
「千羽鶴」冒頭の茶会のシーンのモデルとなったお茶室は円覚寺佛日庵の「えん(火へんに因)足軒」。

十数年前までは北条時宗の月命日の毎月4日にお茶会が行われていたそうです。
行ってみたかった^^

 

小津監督の映画で使われたお茶室はいまはもうないようですね。

その代わり小津監督の墓です。