不定期連載中です。
Nちゃん。
人懐こくて、明るくて
けど、ちょっとナイーブなところもあって。
ところで、介護の仕事って
お年寄りとお話したり
身の回りをお世話してたらいいんじゃないの
と、思われがちですが
直接介護するのと同じくらい
記録することが本当に多い。
ご利用者お一人おひとりの
その日の様子や、介護計画
施設として行った業務の記録
会議の資料に、記録
施設行事の提案書・・・etc
びっくりするくらい、文章を書く機会が多いし
公的なお金を使って運営してるから
記録として、きちんと残していくことが求められる。
けれど、学校のお勉強に
あまり熱心でなかったNちゃん。
お陰で、漢字が苦手。文章書くのが嫌い。
「Aさんが、『眠い』と話した」と、書きたいところ
「Aさんが、『寝むい』と話した」なーんて
平気で施設の記録に堂々と書いてみたり
指導係に指名したKちゃんは
バスケ部出身で体育会系姉御肌の
元気はつらつな女の子。
そんなNちゃんを見かねて
小学校の漢字ドリルをさせ
(↑本当に小学校のやつを
徐々に学年上げてやってたの)
課題を与えて、作文を書かせ
それはそれは、親身に面倒を見てくれました。
Nちゃんが、「妹分」キャラとして
私のチームに来てすぐに
他の職員とも打ち解けられたのは
指導係にした、Kちゃんの力が大きかったな。
愛あるつっこみを、バシバシ決めて
笑いの絶えない、とってもいいコンビでした。
Nちゃんを、チームの輪に
すっと溶け込ませてくれた。
Kちゃん、本当にありがとう。
あなたは、とっても、頼もしかったよ。