今日はちょっとだけ仕事のことを書いてみる。
詳しいことは書けないので、会社の話ということで読んでもらえればと思う。
この数年、自分は会社の中を何度か異動してきた。
異動は会社員なら普通のことだし、「この人に来てもらいたい」って上司が人事に意見を出すことも珍しくない。
だから異動したこと自体に不満があるわけではない。
異動した以上は、その職場を少しでも良くしたい。その気持ちだけでやってきた。
ある職場では、長年当たり前になっていたサービス残業を見直した。
過去の勤務実態まで調べて、組合にも協力してもらい、会社に改善を求めたり、人が足りない理由をデータにまとめたり…。
正直、かなり大変だった。
でも、その結果として人も増え、部下から「本当に助かりました」と言ってもらえた。
過去の時間外も遡及して支給され(なんと全部で約7,300時間分)、人によってはその金額が何百万円になった人もおり、感謝された。
あの時は、本当にやって良かったと思っている。
そして今の職場。
正直、かなりきつい。
毎日のように残業があって、休日でも電話が鳴れば対応しなければならない。
体調を崩す人もいるし、辞めていく人もいた。
でも仕事は減らない。
一方で、同じ会社の中でも比較的余裕のある部署がある。
もちろん仕事内容は違う。
でも、少しくらい仕事を分担できないのかな、と思ってしまうくらい忙しさが違う。
だから自分は少しでも手伝ってもらえないか、と他の課に何度もお願いしてきた。
でも、なかなか話は前に進まない。
実は、その部署の責任者は昔、うちの課の課長をしていた人で「もっと仕事を分担した方がいい」と言っていた人でもある。
だから余計に不思議である。
自分がその立場になると、考え方って変わってしまうのである。
もちろん立場が変われば見える景色も変わる、それは分かる。
でも、自分が苦しかった頃のことまで忘れてしまうのは違うんじゃないかと思う。
その人も昔は仕事で体調を崩したことがある。
だからこそ、今苦しんでいる人の気持ちは誰より分かると思っていた。
だから少し残念でもあるし、正直、少し心配でもある。
人って立場が変わると変わるんだな…と思ってしまう。
実はその人は高校からの同級生で、もう45年近い付き合いがあるので、なおさら残念なのである。
もう、あの頃の関係には戻れそうもない・・・
最近よく思う。
管理職って何なんだろう、と。
成果を出すことも大事。
上司に評価されることも大事。
でも、それ以上に大事なのは、一緒に働く人たちが安心して働ける環境をつくることじゃないかと思う。
部下が疲れ切って辞めたり休んだりする職場で、「成果が出ました」と言われても、自分は素直には喜べない。
自分も決して立派な管理職ではない。
失敗もあるし、反省することもたくさんある。
でも、自分が苦しかった時のことだけは忘れたくない。
あの時、誰か助けてくれないかな、と思った気持ち。
その気持ちだけは、管理職になっても忘れちゃいけないと思っている。
最近、そんなことを考えることが増えた。
