2012-23-陰翳礼讃
- 陰翳礼讃 (中公文庫)/谷崎 潤一郎
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早読みのワタシにしては珍しく・・
というか、読み切ってしまうのがもったいなくて
かっぱえびせんを前歯でチビチビ食べるみたいに
セコセコちょっとずつ読んだわ。
谷崎潤一郎の随筆(エッセイとは書かないのよねー)
これが書かれたのって・・と、今 本の裏をパラパラ
えーーー
昭和8年から11年やってーー!
もう大方80年前やん。
昔ながらの日本家屋にある「翳」がつくる「美」に
ついて書かれてあるのが タイトルにある「陰翳礼讃」。
昔々、電灯ピカピカでなかったゆえに出来上がった「美」
古いお寺や日本の美術品なんていうものは
薄暗~い曇りの日や、ロウソク1本だけとかの暗ーい状態で
見て初めて本当の美に触れることができるのかな。
近い感覚に、昔してたお茶のお稽古がある。
お茶とかって、電気煌々としたトコではしないのよね。
自然光で、昼間でもちょっと薄暗くて。
はんなりとした陰影がつくる空間みたいな。
そういうのを思い出したわ。
というか、お茶の先生のお宅が100年以上昔からのおうちで
お稽古場はその離れに建てられたものだったのだけど
母屋はホントにそんな感じだったな。
あえて光を入れない家、みたいな。
今の建築とゼンゼン違うよね。
ワタシもだけど、太陽ガンガンラブな家がいいよね。
でも、これを読んで、ちょっと「翳」のある日本家屋
古くて素敵な旅館かなんかで、五感が研ぎ澄まされて
いくのを実感してみたいなーと思ったわ。
夜で、行燈のぼんやりとした灯りがひとつだけある。
どこからかお香の香りがふわーっとしてきて・・・
・・・あ、あかんわ。
そんな古くて素敵な旅館だと、暗くなった時点で
五感がどうのという前に、第6感がオバケ警報ブンブン
だして、それどころちゃうはず。
却下。
ま、お手軽なところだと、住み慣れた自宅で
キャンドルナイトが良いのかなー。
わ、めっちゃ安直ー。
電気の使いすぎも問題だし、逆に今時なテーマだったのかもねむ。
あと、ワタシのお気に入り(?)は最後の
「厠のいろいろ」
これを 文豪が真面目に書いてるのを思いながら読むと
もうニヤけて笑えて・・ククク
ほんとオススメの1冊です。
かっぱえびせんの端っこを舐めて湿らして
唇に貼り付けながら、チビリビチビり食べるように
味わって読んでいただきたいデース。