2012-05-オーダーメイド殺人クラブ
- オーダーメイド殺人クラブ/辻村 深月
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
中2のリア充派手系女子と
陰キャな昆虫系男子の話。
なんの接点もなさげな2人が
非日常「殺人」を作るという過程のお話。
ミステリーでもホラーでも、サスペンスでもない。
殺人は起こらないんだから。
読んでいるうちに、自分の中学時代のことを
思い出して、苦しくなる。
教室という小さな世界。
クラブという小さな世界。
友達という名の小さな世界。
いくら辛くても、いくらしんどくても
その小さな小さな世界から抜けることは
許されず、平気な顔をしてなければならない。
カースト制があることさえ知らないクラスメイトの
無邪気な顔が羨ましい。
チャラチャラ、へっちゃら~と笑って
静かに時が過ぎるのを待つだけだ。
非日常に憧れる孤独感がものすごくリアルで切ない。
こんな暗黒時代があって今がある。
「自分ほど繊細な人間はいない」という過大評価も
大勢の中に居ながらも孤独に憂う放課後も
全部笑って包みこめる大人の自分がいる。
生傷がヒリヒリするよな物語でした。
改め、
生傷がヒリヒリしたのを思い出すよな物語でした。
森絵都から引き続き、ちょっと
「ガラスの10代」独特の
「ギザギザハート」を思い出し
「センチメンタルジャーニー」になっちまったゼ。