4月はわらじの会行を3本計画。まずは再入会されたレンジェンドA山さんの歓迎山行。当初は入会希望者1名の体験山行として企画したのだが、ドタキャンとなり、歓迎山行に切り替える。

 

 A山さんは、同じく再入会された1崎さんとコンビを組み、剣沢大滝を始め、日本屈指の険谷を沢山トレースしている。ただ、記録を見ない、残さないという主義で、今は口伝えにしかその活躍を知らない者が多い。車を持たないので、前夜自宅へ向かいピックアップ。桜満開となり、某所で夜桜を楽しみながらの宴会。雲の上の人とこうして、飲み交わしながら沢登りするなんて、わらじの門を叩いた時は思いもしなかった。

 

レジェンドと花見酒。

 

 

 場所は、台高・月出川ワサビ谷。昨年、増水時に一人で溯行したのだが、登れる小滝が沢山出てくるし、詰めも美しく、下山も楽チンで、こういったワイガヤ山行にちょうど良い。メンバーは、ノブリン、小次郎、がんちゃん、セトキチ、A山さん、シブ&コージ。斜瀑8mはザイルを出して、皆に楽しんでもらったけど、それでもあっという間の下山となった。(2024年4月7日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お次は、往古川・ホクラ谷大滝。これはこの冬、滝登りの為の岩トレと銘打って開催してきたのだが、その中で設定した幾つかの条件を満たした者に大滝登攀のリードデビューをしてもらおうという3回にわたる企画の第一回目。ホクラ谷大滝は、私はこの春に退会されたツトムクルーズさんと二人で登ったことがあり、ハーケンワークにもちょうど良い大滝だった。

 

 

 メンバーは、鉄人28号、がんちゃん、KJ、ジャイフルメドレー、シブ&コージ。ワイガヤ山行ならず、ワイガヤ大滝登攀。メンバーの中で、見事、リードデビューの権利を勝ち取ったのは、鉄人28号さん。ツヨツヨの段クライマー。ロープワークもしっかりマスターしているし、ハーケンもしっかり決められていて、どんどん自分たちで登って行けばいいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちょっとしたハプニングがあり、下山中、がんちゃんがはぐれてしまった。二又まで下ると、いないことに気付き、皆で探し回ることに。大人数での溯行は、最後を絶対守るリーダーが必要だと反省した。(2024年4月14日)

 

 

 会行三本目は、ワサビ谷をドタキャンした、ゆうちゃん(仮称)への体験山行。場所は、滝川大谷を計画。脚トレにしっかり詰める沢登りがしたかったことと、雨でも決行するということでここをチョイス。私は三度来たことがあるが、今回は一番水量が少なくて、12mシャワクラにえいちゃんリードでトライしてもらった。

 

 メンバーは、入会希望のゆうちゃん(5月入会済)、ネアンな仲間のkou、えいちゃん、小次郎、シブ&コージ。実はゆうちゃんとは初対面でないことが判明。以前、とあるクライミングジムで会っていて、オーナーに沢がしたいヤツがいると、紹介されたことがあった。若い戦力が加わって、嬉しい限りだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 再入会のkouさんはブランク感じさせない登りだった。kouさんと言えば、I崎さんとの西ノゴ上部ゴルジュ帯初登を始め、黒部などの険谷の経験も多数。トップを行ってもらったえいちゃんと20代の小次郎は今年のオシの会員。そして、さっそく5月入会を決めてくれたゆうちゃん。4月に退会者が複数あったが、これからのわらじがまた楽しみだ。(2024年4月21日)