今回、行ったのは十津川・湯之谷。
『大峰山脈の谷』を見ると、下部のゴルジュが高巻きでカットされていて、この中に入って見たら面白いのではないか?と思っていました。ただ天気の良い日にわざわざ行くまでものないので、連日の雨で増水が期待できそうなこの週末に出掛けることにしました。
出合付近には、かつてのコンクリート工場の施設があり、かなり人臭く、溯行意欲を削ぎます。しかし、その先に待つはずのゴルジュに期待し、入谷します。すると、いきなり滝・滝・滝と続き、しかもどれも直登でき、中にはザイルを伸ばす登攀もあってなかなか楽しめました。
堰堤や導水管がどうしても目に付きますが、このクラスの谷にしては釜が発達していて、泳いでゴルジュの中に入って行くと・・・気になる方は、どうぞ水量豊かな時期を狙って訪れてみて下さい!
二つ目の滝15m。
左側をザイルを出して直登しました。
頭に堰堤のある12m滝。
右側をフリーで。
連滝帯。
「不明」と書かれている廊下。
泳いで入って行きます!
ゴルジュを抜けると、しばらく退屈なゴーロの登高が続きます。
谷が左に屈曲するところにこの滝が掛かり、
そこから滝が続きます。
二条10m滝。
滝・滝・滝と続きます。
二段15m滝。
下段部は直登しました。
この上にも滝が続きます。
この谷最大の30m滝。
ガスと水滴で不鮮明に写っているのが、残念です。
源流部の連滝帯。
中ダルミはするものの、上流部の連滝帯もなかなかの見ものです。この手の谷としては、十分楽しめる谷だと思います。
詰めはアンショウ山から昨年蟻之腰谷に行った時に使った尾根を辿ったのですが、途中クン谷側へ下って、谷沿いの仕事道を利用して下山しました。
コージのレポ♪
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