土曜日は、前の職場の仲間たちとの飲み会が夕方にあったので、時間が読めそうなところで、ということで、中奥川の半左衛門谷を溯行してきました。
 
 訪れる前までは半左衛門谷は、消化試合的位置付けで、植林の盛んな中奥川にあることもあって、あまりいいイメージを持っていませんでした。しかし、今回、実際溯行してみて野性味あふれる自然林がパワフルで、とても気に入ってしまいました。予想以上に天気も良く、滝の飛沫や、木々の緑がキラキラと輝き、谷間は精気に溢れています。
 
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         右岸の苔の入る斜面から水が湧き出ています。
朝のコーヒー用に、思わず水を汲んでしまいました。
 
 
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               写真中には写っていませんが、谷間には時々、栃の巨木が目につきます。
             
 
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 半左衛門谷ハイライトの30m大滝。 ここは左岸のルンゼから高巻きました。
ナメに続く、ちょとした滝をフリーで登った後、バンドから岩場を少し登って谷に戻ります。
大滝上の連滝も見れて、左岸からの方が、谷間の様子を逃さず溯行できるでしょう。 
 
 
 
  下山はどうしよう?と考えてたのですが、瀬戸越の廃道を林道まで下ることにしました。まず、明神岳まで尾根道を辿り、笹ヶ峰の先の小ピークまで台高主稜を縦走します。
 
 瀬戸越えは、その小ピーク上にプレートがあり、そこから派生尾根を下っていきます。しかし、小屋跡のある尾根から水平道に入るところで踏み跡?を見失ってしまいました。なので、適当にトラバースし、沢が見えたところで、それを下っていくことにしました。
 
 滝の掛かる二又で踏み跡を発見、それを再び辿ることにしました。そこからは出合までずっと、谷の左岸沿いに踏み跡が付いています。地図だけを眺めてた時は、道が分からなかったらこの谷を下っていけばいいなんて、考えていたのですが、地形図では予期できないようなゴルジュが続いていて、谷間をそのまま下っていけるようなところではありません。なかなか凄みがあって、また今度、溯行してみたいところです。
 
 結局、飲み会には30分遅刻してしまいましたが、溯行も下山も予想以上に楽しめて良かったです!