イメージ 1

イメージ 2

(上)相次ぐ滝・滝:ここからがクライマックス。
(下)最奥にある20mほどの滝:私はこれが「黒滝」ではないかと思う。


 昨日はジムで登る予定だったが、一昨日でのKO-WALLでの疲労が残っているのか、上腕やら背中がダルくて、とても登れそうでなかったし、天気も回復するとのことだったので、急遽、中奥川の白井谷に沢登りに出掛けることにした。白井谷は別名を松葉作りの谷といって左又がガイド本に紹介されているが、本谷にあるという黒滝が気になったので本谷を溯行することにした。普段はとても水量の少ない谷とのことで、こういう大雨の後の方がかえって楽しめると思った。
 実際、行ってみると白井谷は話通りに滝・滝・滝の連続の谷で、直登してみると意外と渋い所もあったし、下山のルートファインディングも面白くて、予想以上に楽しめる谷だった。白井谷はどこか臓器を思わせるような不思議な造形をしたナメが多くて、妖しく青白く光る岩肌をしたナメ滝は、独特の魅力を醸し出していた。しかし、お世辞にも“綺麗”とは言えない、狭くて、ジメジメとした薄暗い谷なので、このような谷を愉しむには溯行者の感性というものが試されるのかもしれない。
 黒滝は『台高の谷』やエアリアを見ると、左又から分かれてしばらく入った所にある10mほどの滝のことを言っているようだが、しかし、本谷を溯行した感想から言うと、私はその先の長い河原の後にある大きな嵓の間から滴り落ちる20mほどの滝のことを指しているように思うが、どうだろうか?下山はこの滝の高巻きからルンゼを二本横断して、左岸尾根を下った。痩せ尾根を上手いことルートファインディングして尾根上の仕事道に出れたのだが、しかし、最後の最後で尾根の分岐を早まって、左又との二俣に下ってしまい、谷中を下降していかなくてはならなかったのは悔しかった。
 今日は、週末の山行に備えて、梅田によって山道具店を梯子して、ハーケンやらジフィーズを購入した。私はルベルソを持ってなかったのでこの際買ってしまおうかと考えていたが、ブラックダイヤモンドからATCガイドというのが出ていたので、それを買うことにした。今週は、週末山行の用意やジム通いなどで、もうここを覗く時間がないかもしれない。