こんばんは。
まだまだ暑い日が続きますね。皆様お身体を大切にしてください。
今日は、先日私の両親が浪江町に行ったときの様子をご紹介します。
ご存知の通り、浪江町のほとんどは避難区域で勝手に出入りできる土地ではありません。
お盆にも関わらず、ご先祖様にごあいさつに行くことも出来ませんが、
昨年亡くなった祖父の骨参りのため、避難区域内に行私の両親が行ってきました。
骨参りというのは、お墓がないためそう呼ぶそうです。
お世話になっている長安寺には33の仏さんが同じ状況でいます。
検問所に入る所です。警備の方は20代前半…。ベテランの方は来ずに若手ばかりにやらせているそう。未来のある方々、放射能の影響が心配です。
検問所のすぐ近く、茶色の建物は〈ほのぼの〉と言います。地域の特産品や手作りのお饅頭など、美味しいものが沢山ありました。また、地域の方々の交流の場所でもありました。地震の直後、祖母や地域の方はこちらに避難していました。
田んぼです。今年はまずそうな緑の葉っぱが実ったようですね。奥に見えるブルーシートのしたには、汚染土。100メートル先は人が住める場所で(誰も住んではいないみたいですが)大量の汚染土が積まれています。
私の知ってる浪江町と変わりありません。目で見える限りは。
避難区域内に建設中。国道114号線。福島市へと続きます。ここを通りたいと思いますか?
写真で紹介した辺りは、とても自然の豊かな所す。
天然記念物のオオサンショウウオ、
オニヤンマ、クマやイノシシと出くわすこともあります。
用水路の水は手にすくって飲めます。
彼らはどうなっているのでしょうか。
用水路の水を飲んだら、どうなるのでしょうか。
どうして、この町に入れなくなったのでしょうか。
一瞬にして失った被災者のことを思って下さい。
幼い頃遊んだ山・川・海…あの気持ちを自分の子供にも感じてほしいという願いも叶わないのです。
誰のせいと言う訳にもいかない。
自分には何もできない。
国は何もしてくれない。
被災地を思う人が1人でも増え、行動に移すことが、復興への一歩だと信じることしかできません。
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