被災地情報発信マガジン こころ通信 最終号発行のお知らせ!! | 三陸情報局ブログ

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ここ最近この告知を出さなくてはならないのかと…とても心苦しい日々です。
すみませんいきなりの愚痴のスタートで…。

約半年間の休刊期間はありましたが、2年4ヶ月にわたって発行して参りましたこころ通信も、今月3月を持ちまして最終号となりますので、発行前ではありますがお知らせをさせてください。

被災地に暮らす皆様の様子や、支援くださる個人団体様などを取り上げさせて頂き、少しでも仮設住宅に暮らす皆さんの笑顔、会話のきっかけになってもらえればとの一心で発行して参りましたこころ通信ではありますが、3月下旬発行のVOL.20を持ってほんとうに最終号となってしまいます。

2011年12月から始まったこのこころ通信も、皆さまのご声援のもとにこれまで発行することができました。本当にありがとうございました。始まった当初は2名という少ない人員のなか、取材編集も行ったことのない素人でしたが、温かい皆さまに出会い、成長させて頂きました。

昨年度は5名の人員で皆さまとの関わりも築くことができ、いまのこころ通信があるのも昨年度の活動を通し、皆様との関係性を築くことができたからです。今年度に入り、私どもの力不足のため、休刊期間を経ての再発行となりましたが今年度も温かく、ご意見等を頂きながらここまでくることができました。

私自身、現場で皆さまと接しながら、今置かれている皆さまの立場、想いなどを汲み取りながら取材を行ってきましたが、まだまだ勉強不足で皆さまにご迷惑をおかけしてきたことをこの場で謝りたいと思います。
約2年、記者として現場を周りながら率直に感じることは、向う先は一緒でも、考えや想いなど常に変化していると感じます。形として見えない不安や、経済的理由での先行きが見えない不安など月日が経つにつれて格差が広がっていることを痛感しています。

私個人としても、昨年度緊急雇用創出事業による雇用、今年度は契約社員としての雇用による将来の不安を抱えながらの日々ではありましたが、私のように先行きの見えない雇用に不安を抱えながら日々生活を送っていく方も被災地に限らず、全国的に多いのも事実です。
「地元のために何かしたい」と想い活動されている方を取材を通し、こんなにも多くの人が地元を良くしたいと想い活動しているんだと、改めて気づかされました。
震災から3年が経過し、現実的に人口減少による経済の縮小が懸念されるなか、「地元に対しての想い」がこんなに強い場所は他にはないと思います。想いだけでは何もできない現実もありますが、この想いを抱いている人々を尊重した街づくりが、本当の地域活性化に繋がるのではないかと常々思ってやみません。

長々となってしまいましたが、とりあえずお伝えしたいことは、最終号のこころ通信をぜひ手に取って今まで以上に読んで頂ければと思っています。
3月の最終週には皆さまのお手元には届くかと思いますし、配達の際が皆さまとお顔を合わせお話ができるのが最後になるかと思うと、本当に心苦しくてなりません。

ちょっと、これ以上書くと泣きそうになるのでこの辺で抑えておきます。

ぜひ、こころ通信vol.20を見る機会があったらみてくださいね!!これまで、こころ通信に携わってきたみんなの想いが込められていますので…。


こころ通信VOL.20 最終号

※完成版ではない為、出来上がりとデザイン等変更なる場合がございます。

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三陸情報局 太長根