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2018年、ひとつの鉄道路線が過去のものへとなりました。

「関電トンネル無軌条電車」立山黒部アルペンルートを構成する関西電力の鉄道でした。

1964年の旅客化以来無軌条電車、すなわちトロリーバスとして営業していましたが、諸々の事情により2019年からは電気バス路線に変更されています。

県境越えの区間はこうしてバスに転換されましたが、富山県側の「立山黒部貫光無軌条電車」は1996年にトロリーバスに転換。日本唯一の路線となっています。


関電トンネルトロリーバスの運行終了に先駆け、2018年9月にNゲージにて製品化されました。


鉄コレ 関電トンネルトロリーバス300型 2018年9月発売

307号車

1995年大阪車輌/三菱自動車製

2018年11月30日引退


鉄コレ 関電トンネルトロリーバス300型 ラストイヤーラッピング 2018年9月発売

308号車

1995年大阪車輌/三菱自動車製

2018年11月30日引退


長野県大町市、富山県立山町の公認製品となりました。

電車であり鉄コレシリーズではありますが、道路を走るためバスコレ動力を使用します。


追って2019年4月、電気バス転換後の最初のシーズンに合わせ再び登場します。


鉄コレ 関電トンネルトロリーバス300型 ラストイヤーラッピング英語バージョン・最終便315号車 2019年4月発売

315号車

1997年大阪車輌/三菱自動車製

2018年11月30日引退


付属ステッカー

横断幕[さよならトロリーバス]

車番[304]3枚


バスコレ 関電トンネル電気バス 1001号車 2019年4月発売

1001号車

2018年ジェイ・バス製

2019年4月15日営業運転開始


2018年11月30日上り最終列車の最後尾に充当された300型最終番号と、パンタグラフ付きバスが製品化。

後者はバスですから、バスコレとしての製品化です。


315号車にはステッカーが付属します。最終日の304号車を再現できます。

ラッピングの308号車に使用することになりますが、304号車は初期型ですから厳密な再現はできません。(ラッピング無しの初期型は)


翌年、富山県側のトロリーバスも製品化されます。

鉄コレ 立山黒部貫光トロリーバス8000型 2020年4月発売

8001号車

1996年大阪車輌/三菱自動車製

2024年11月 今年度最終日の運行をもって営業終了予定

2025年 廃止予定


現在では日本で唯一のトロリーバスとなりました。が、2025年に廃止の発表がありました。(2023.5.31追記)

この車両の製品化により、トミーテックでは両ケーブルカー・ロープウェイ・ダムを除くアルペンルートが完成しました。ロープウェイそのものは過去に製品があったので、搬器を改造すればよいでしょう。


鉄コレ 関電トンネルトロリーバス300型前期型(301号車) 2021年8月発売

301号車

1993年大阪車輌/三菱自動車製

2018年11月30日 引退

2020年11月14日 静態保存開始 扇沢


立山黒部アルペンルート全通50周年の記念製品です。

301〜306のグループは前期型で、見出し画像のように公式側(画像側)の昇降ステップが5段です。(307以降は6段)


路線廃止後は速やかに富山県高岡市伏木の日本総合リサイクルに輸送、解体されましたが、301号車はファンの一声と大町市のクラウドファンディングにより免れました。現在は扇沢駅前の総合案内センターで、晩年のラッピング仕様で保存されています。



現在までに6種類のトロバス・電気バスが製品化されました。もう製品化できるネタは無いように思えますが…どうでしょうね?また出ますでしょうか?


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