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2021年8月20日、あの大人気まんが「きんいろモザイク」の劇場版作品が公開されました。
この作品のテレビ放映版では主に千葉県内をモデルにしており、京成電鉄では3700形や3000形(2代目)、JRからは209系が登場しました。
2016年に長編「きんいろモザイク Pretty Days」が公開されまして、そのキービジュアルに「うすい駅に入線する上り列車の3600形」というものがあります。
今回はそんな3600形についてです。
1970年代後半、京成電鉄は投資した土地の価格下落、さらにはオイルショックにより株式が無配に転落してしまいます。(無配とは利益を出資者や株主に分配しないorできないこと)
1980年度上期には133億、1983年度下期には281億の累積赤字を叩き出し、誰もが「もうこの会社は終わってしまうかもしれない」と思うレベルでした。
しかし沿線の足であり空港へのアクセスルートであるわけですから、無くなるわけにはいきません。1980年より経営再建への道を歩みます。
鉄道会社ですから列車を動かすことが重要であり、またその列車がお客様からのイメージに直結します。
しかしその当時の京成の普通の電車といえば非冷房の青電か、赤字直前に作った初の冷房車でセミステンレスの3500形でした。
状況を一刻も早く打破すべく、1982年に登場したのが3600形です。
このあとの実車情報は各自調べていただくとして、飛んで模型の話に移ります。
プラ量産品での製品化は遅く2016年でした。2021年現在では7編成が網羅されています。
番号の色分け→ 東急車体 日車車体
東急車体…台車付近の車体裾が下がる
日車車体…車体裾は一直線
3608 6両 マイクロ旧帯 消滅
3618 8両 マイクロ芝山 08編成2両組込
3628 消滅
3638 8両 鉄コレ 28編成2両組込
3648 8両 マイクロ 28編成2両組込
8両 鉄コレ
3658 8両 マイクロ 08編成2両組込
3668(初代) 消滅
3678 68編成2両組込
3688 6両 マイクロ引退時旧帯 68編成2両組込
6両 鉄コレ組換え前
3668 6両 マイクロ全先頭車 08,28,68編成先頭
(組替)4両 マイクロ全先頭車
4両 鉄コレ31弾全先頭車
消滅編成…帯色変更後、中間車を他編成に組込
先頭車6両は3668編成(2代目)へ
38と48は上野寄り その他編成は中央に増結
各編成とも成田寄りから4両目の成田寄りパンタを撤去
さて、やっと車両が出てきます。1両1両が明確に違うので全車載せます。
私の唯一の京成Nゲージ、ターボこと3668編成です。
A-1130 京成3600形VVVF改造編成 2021年6月発売
モハ3661 東急車輛製 1988年3月入籍
1999年2月 電動車化
モハ3621 東急車輛製 1986年6月入籍
1999年2月 電動車化
3628と同じく表示器が旧型、また種別表示器がありません。
モハ3668 東急車輛製 1988年3月入籍
1999年2月 電動車化
付属ステッカー
前面種別
普通 快速 回 無表示 3枚
列車番号
B07 A31 05 27 49 71 3枚
(71のみ4両金町線 他は6両本線or千葉千原線)
前面行先
津田沼 千葉中央 (千葉)ちはら台 高砂 上野
成田空港 うすい 大和田 (東成田)芝山 金町 各3枚
無表示 6枚
側面
普通:津田沼 千葉中央 (千葉)ちはら台 高砂 金町
上野 成田空港 うすい 大和田 (東成田)芝山
快速:上野
回送 各14枚(7両分)
「きんモザに編成は違えども登場するから」という理由で買ったため、行き先も2両ずつで登場する場所にしました。※絵に描かれたのは3648編成らしいとのこと
うすい(京成臼井)は主要人物の最寄駅、津田沼も買い物等で行っているようです。
ところでこの製品のダミーカプラー、連結するんですね……
以上、ひだまらーが書くきんいろモザイクでした。
2021.10.7追記
3688編成も買ってしまいました。列車番号を09、下り側と山側を[普通うすい]、上り側と海側を[普通上野]にしました。
京成はこれくらいにしておきます。むしろそうさせてください…。
形式も多いですし、乗り入れ先も多彩ですからね。