奈良電デハボ1350形
 
奈良電初のWNドライブ車であるデハボ120形の車体に、
旧型の車両から捻出した旧式の機器を艤装した車両です。
何故そんなことを?って・・・WNドライブ駆動装置が大変高価だった事の為です。
 
塗装は当時の奈良電の標準色である上半分クリーム、下半分ダークグリーンのツートンカラーです。
 
近鉄に取り込まれると、デハボ1200形と同じく、近鉄モ680系になります。
デハボ1350形は、近鉄ク580形になります。
この時、台車がシュリーレン形台車に履き替えられます。
尚、冷房化に伴い、ク580形に大容量のMGを撮りるけたのは良かったのですが、
Mc車にパンタを増設するスペースがなく、Tc車にパンタを取り付けて、
集電不足を補う事になりました。これは、後発の特急車両にも継承されます。
なにせ、当時は600Vだったので、止むを得ない苦肉の策だったのでしょう。
 
近鉄モ683形になった、デハボ1350形は冷房装置は取り付けられておらづ、
予備特急などに用いられ、格下げ時にはクロスシートが災いし、団体専用になった。
 
イメージ 1
奈良電  デハボ1350形  1352+1353 西大寺駅付近
 
 
近鉄特急時代のモ680系は、
ビスターカーと同じ逆三角形の特急マークが付いていました。
 
 
予備特急時代の近鉄683系
格下げ時に、MMユニット化され、モ683はM'cになり、中間車がMcから改造したM車となり
パンタグラフが、2基搭載されました。