この広重さんは、もちろん歌川広重、江戸末期の浮世絵師です。かって教科書には安藤広重とありましたが、この安藤というのは本名であり、広重は画号ということで、このような組編みあわせはありえません。いまは歌川派の広重ということで歌川広重とすることが多いみたいです。ただ、広重自身は広重としか言っていませんから、広重でいいと思いますけど。
sanregぐらいの年の方はご存じだと思いますが、かつて永谷園のお茶漬けに東海道五十三次のポストカードが入っていました。sanregは別に絵の素養とかあるわけないのですが、このポストカードを見て「一般的な昔の絵」くらいしか思っていませんでした。その印象がずっ~とあったのですが、3年ほど前太田記念美術館
で、広重の「庄野(白雨)」を見たときに涙目になるほど感激してしまいました。
(東海道五十三次 庄野(白雨))
自分でもなぜそんなに感激したのかわからなかったのですが、後で考えるとやはり「本物の迫力はすごい」ということでしょう。最初は安定しすぎる構図で普通の絵と思っていましたが、しかし、雨は雲母でしっとりとしたきらめきをだし、構図も形にはまった様式美を醸し出していました。なんといっても人物の躍動感は素晴らしいものがあります。この白雨は昼間の激しい雨(夕立くらいでしょうか)の中、あわてて走る人物がいいですね。まさに「こんなにすごい浮世絵師だったとは」です。そして、型にはまった美しさというのも存在することを初めて実感できました。
そこでこの広重について色々調べてみると、すごい作品を発見しました。「江戸百景」です。まずは一枚見てください。
(江戸百景 亀戸梅屋敷)
「亀戸梅屋敷」ですが、この広角レンズを使用したような構図は秀逸です。この浮世絵が江戸時代に作られ庶民が喜んで買っていたのは驚くばかりです。斬新な構図では葛飾北斎もすごいですが、こういう構図を江戸百景のあちらこちら使っている広重もあなどれません。美術専門家の間では「奇をてらいすぎている」ということで、それほどの評価はされていませんが、時代を突き抜けた素晴らしさをsanregは感じます。そんな素晴らしい人をおまけのカードだけで判断していたとは、本当に「広重さん、ごめんなさい」です。
ちなみに、ぜひ美術館に行って本物の浮世絵を見てください。こんな画像ではこれっぽっちも浮世絵の素晴らしさは伝わりませんから。先ほど紹介した太田記念美術館では9月2日から9月28日まで「浮世絵 -ベルギーロイヤルコレクション展 」
として、この東海道五十三次・庄野(白雨)をはじめとして展示されるようです。場所も原宿ですので東京近郊の方はちょっと足をのばしてはいかがでしょう。
sanregぐらいの年の方はご存じだと思いますが、かつて永谷園のお茶漬けに東海道五十三次のポストカードが入っていました。sanregは別に絵の素養とかあるわけないのですが、このポストカードを見て「一般的な昔の絵」くらいしか思っていませんでした。その印象がずっ~とあったのですが、3年ほど前太田記念美術館
で、広重の「庄野(白雨)」を見たときに涙目になるほど感激してしまいました。
(東海道五十三次 庄野(白雨))
自分でもなぜそんなに感激したのかわからなかったのですが、後で考えるとやはり「本物の迫力はすごい」ということでしょう。最初は安定しすぎる構図で普通の絵と思っていましたが、しかし、雨は雲母でしっとりとしたきらめきをだし、構図も形にはまった様式美を醸し出していました。なんといっても人物の躍動感は素晴らしいものがあります。この白雨は昼間の激しい雨(夕立くらいでしょうか)の中、あわてて走る人物がいいですね。まさに「こんなにすごい浮世絵師だったとは」です。そして、型にはまった美しさというのも存在することを初めて実感できました。
そこでこの広重について色々調べてみると、すごい作品を発見しました。「江戸百景」です。まずは一枚見てください。
(江戸百景 亀戸梅屋敷)
「亀戸梅屋敷」ですが、この広角レンズを使用したような構図は秀逸です。この浮世絵が江戸時代に作られ庶民が喜んで買っていたのは驚くばかりです。斬新な構図では葛飾北斎もすごいですが、こういう構図を江戸百景のあちらこちら使っている広重もあなどれません。美術専門家の間では「奇をてらいすぎている」ということで、それほどの評価はされていませんが、時代を突き抜けた素晴らしさをsanregは感じます。そんな素晴らしい人をおまけのカードだけで判断していたとは、本当に「広重さん、ごめんなさい」です。
ちなみに、ぜひ美術館に行って本物の浮世絵を見てください。こんな画像ではこれっぽっちも浮世絵の素晴らしさは伝わりませんから。先ほど紹介した太田記念美術館では9月2日から9月28日まで「浮世絵 -ベルギーロイヤルコレクション展 」
として、この東海道五十三次・庄野(白雨)をはじめとして展示されるようです。場所も原宿ですので東京近郊の方はちょっと足をのばしてはいかがでしょう。