さなえ姐 さんからリクエストがありましたので、さらに新古今和歌集から初秋の歌をピックアップしてみます。一昨日 の歌ほどみずみずしさは感じられませんが、季節感を感じさせる一首になっています。吉田兼好が徒然草で夏の暑さ対策の話を書いていますが、残暑から初秋にかけてほっとする時期なんでしょう。いかんともしがたい暑さから少し涼ししさを感じられる安堵感を込めて。そして、この涼しさが病気の清涼剤になりますように。

この寝ぬる夜の間に秋は來にけらし
朝けの風の昨日にも似ぬ
(藤原季通・新古今和歌集)

一応、つたない現代語訳ながらしておきますと、
昨晩寝ている間に秋が来たらしいですね。早朝の風が昨日とは違っています。
といったところでしょうか。

関東ではもう残暑を通り越して、とっくに秋の風を感じられる今日この頃ですが、西日本ではまだまだ暑いようですね。しかも、香川では水不足でダムの貯水率が7%になってしまったとのこと。関東ではここ数日はっきりしない天気が続いています。狭い狭いと言われている日本ですが、やっぱり広いですね。