サンフランシスコの郊外からこんにちは。
さて、前回コーヒーフィルターパッケージ で、アメリカの雑誌に載った話を書きました。
で、今日は、自分なりに感じるアメリカのクラフト雑誌に載せてもらうコツのようなお話をさせていただきたいと思います。
コーヒーフィルターでアメリカのクラフト雑誌に載せてもらった話ですが、実はアクセサリーの方がメインなので、掲載数としては俄然アクセサリー系の方が多いので、
今回はアクセサリー中心のお話です。
話のはじまりは、かれこれ10年くらい前になるでしょうか....
本屋のコーヒーショップの中で、表紙がとても綺麗だったので何気にその出版社のジュエリー雑誌を手に取ってみました。
Stampington & Companyと言います。
すると、日本で見たことがないような、ユニークで大胆、だけど何故か気持ちよくてホッとするような、きれ〜〜〜いな写真で溢れていました。
「あっ、これだ!私、これ好き!」
と瞬時に思ったのです。
この時、この雑誌は投稿ベースで、誰にでもチャンスがある事に気づきます。
ですが、
「こんなきれいなの私には無理だな〜」
とか、
「雑誌に載るなんて夢のような話だな〜」
とその時は思っていました。
ですが、この雑誌は芸術作品ではなく、もっとカジュアルなものなので、
「だけど私にもできそう...」
という気持ちの方が実は強かったような気がします。
で、そのアクセサリーのクラフト雑誌に出してみました。
Jewelry Affaireという雑誌です。
「サンプルを送ってほしい」
とエディターから返信が来ました。(イエーイ!)
ですが、送ってからいくら待ってもウンともすんとも言ってこないので、どうなったのかなぁと思いつつ、あまりにも期間が長くてそのことをすっかり忘れてしまいました。
ある時、本屋でふと気がついて、その雑誌を見てみたら、何とエディターが変わっているではありませんか!
その時は、その雑誌社の流れがわからなかったので、随分長いこと待ったのですが、どうもやりとりをしたエディターが辞めてしまったようで、サンプルもどっかいってしまたらしく、そのままとなりました。
何だか拍子抜け。
ですが、気を取り直して、別の作品でまたトライ。
そして今度は何とか、OK!
この時もっと出したのですが、まずは、1ページだけ、入りました。→ こちら(赤のネックレス・ブレスレットの写真は私の作品で、もう一つはその時のJewelry Affaireの表紙の写真。私の作品ではありません。)
その後、ポツポツとアクセサリー系の雑誌に載せてもらっています。
よく、「広告料払ってるの?」と聞かれますが、逆で、
少しですが、原稿料もいただけるので、有難い限りです。
どうもみんな、お金を払って載せてもらっていると思うようです。
全米で売られている雑誌に、「お前なんかが載る訳ないだろう」と思っているから出てくる発言でしょう。
まあ、それはさておき、
今までやってきて、ざっくりとコツのように感じることは---
『楽しく流れに乗って作ったものが選ばれる』
です。
『基本同じデザイン』で、選ばれた時と選ばれなかった時があります。(詳しくはまた今度ご紹介したいと思います。)
その違いは ---
一方は、こねくり回して作ったもの
一方は、気持ちよく流れのままに作ったもの
です。
もうお分かりだと思います。後者の方が、選ばれました。しかもアーティスト特集記事のオーディションの時で、普段より多めの8ページ。
どうも、こねくり回して作ったものは、エディターに送るサンプル写真も必要以上に何度も撮り直して、要らぬ時間をかけてしまった感があります。
止め時を見極められず、
何か、色気が出て、念のようなものが入ってしまったのか...
「たくさんページ割いてもらいたい!」とか
「表紙になりたい!」とか
明るく軽やかな「そうなったらいいな〜」的な、ルンルン気分でやっていればそれも良かったのでしょうが、どうも重くなってしまったようです。
(細かくいうともっとあるのですが、また次回...)
実際、表紙になるまでには何と7年もかかってしまいました!
実際の写真など、また次回紹介できたらと思います。
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ではでは、ここまで長々と読んでいただき有難うございました。
それでは皆様にとって、今日も素晴らしい日になりますように。
MuMu