下駄を鳴らして“奴”がきて

 まあぁ,下駄を鳴らさなくとも 我が友が機嫌よく来た

 何故なら 二人で「宝くじ」を買いまして

 それから、それぞれが妄想する喜び楽しみの時が過ぎて

 あれ~~ やっぱり現実は厳しい 300円でしたが

 いつものようにお寿司屋へ

 

 次は、、妄想の通りに行かなかったけれど

 いざ、いこう 本町へ きっと掘り出し物があると思うよ

 そうよね これぞ!と思えば買いましょう

 

 顔見知りの店屋さんへ

 あら、、これいいわね  夏用カーディガン

 半額にしておきます  いい色ね ネイビーブルー

 わたしの心と同じだよん

 袖口のレースに一目惚れ

 うそ~~ほんま?

 29000円 1万円でいいですよ

 友も 「うんうん あなたによく似合っているよ」

 あ、、あ、、また買っちゃったね イカンわ 

 

 彼女も、めずらしく 白のパンツをお買い上げ

 着物が500円均一で売っている

 大島も、紬も 安くて掘り出し物を

 一人で何着も買う人もいるらしい 着物好きならたまらんね、

 彼女は大島を2点 私は紬を1点 

 彼女に作ってもらう秋用ワンピースにする予定

 小さな白い襟をつけてもらいたいね、、、

 

 チョコパフェをたべて

 今日は楽しい一日だった ありがとう わたしが言いました

 でもね、このエレガントなワンピースを買っても行くところがないわ、私

 あらまあ~~

 では 9月になれば ハーバーランドに行きましょう

 今日、買った服をお互い着てきましょ、、と 彼女がいう

 

 こういう楽しい時間を過ごしていると

 ウソのような、、

 手術の事もあの事も、この事も みんな忘れて

 痛みも痺れも飛んで行ってしまう

 

 負の流れの真っ只中に身を置いて

 こうして ヤケクソで 洋服をまた2点買ってしまうことは

 わたしの難儀に立ち向かいエネルギー源かね

 そう 言い訳している