こんにちは、ほたるです。


早速、振り返ります。

2023年1月7日

今日のリハビリも、体重の1/5荷重、約10キロ前後の体重をかけての歩行訓練。

つま先だけつけ、10キロ前後の荷重を意識しながら歩くのはとても難しい。体重計に乗り、荷重が約10キロであることを確認してから、足を運ぶのですが、考えていたら、足が前に出せなくなりました。

だから、つま先の感覚を覚えるしかありません。

頭で考えず、10キロってこんな感じかなと感覚だけで、足を運ぶのです。

そもそも考えながら、歩きませんよね。

頭で考えていたら、脳と身体がチグハグになってしまいます。歩くとは、考えなくても手足が自動的に動くのだということを改めて気づきました。

勝手に動いたら、おかしなことなんだけれども、歩くよーという脳からの指令がちゃんと伝わっているから、手足が動いて、歩行することができるわけです。

つま先だけに、10キロの体重をかけながら歩くという動作をするには、一旦脳が「10キロ」ということを認識しないとできないのです。

ところが、なかなか認識することができず、10キロだよーと頭ではわかっていても、足が反応することができずに、脳がバグるということが起きました。

だから、歩くって何だっけ?立つって何だっけ?になったわけです。

また、足の裏を使っていなかったので、感覚が鈍くなっていたこともバグった理由だと思います。

要は、司令部の脳と手足が連携できてないということなんだと思います。

だから、歩くということは、脳にも働きかけることで、歩くイコール脳の活性化なのかもしれないと思いました。


さてさて、この日、同室のケイさんが退院していきました。

ケイさんは膝の手術をしたのですが、30代の頃、転倒して大腿骨の骨折という大怪我を負った経験があると話してくれ、入院2ヶ月、松葉杖で退院。

「ほたるさんを見てると、あの頃の自分と重なって、ほたるさんを応援したくなる」

私が、松葉杖なんて扱えない。無理ー」と愚痴るたび、「大丈夫。ほたるさんならできるよ」と、いつも励ましてくれました。

そのケイさんが退院していきます。

リハビリの時間と重なって、お見送りはできなかったけど、リハビリに行く前に「ケイさん、色々とありがとう。無理しないでね」と、お礼を伝えると「私の方こそ、ありがとう。ほたるさんの頑張りを見ていたら、私の方が励まされたわ:」と言って、手を握ってくれました。

その目には涙が。

私も涙ぐみました。

思いがけず、涙のお別れとなりました。