こんにちは、ほたるです。


人工関節科初診日、人工股関節全置換術を行うに当たり、主治医のH医師から指摘されたのは、脾臓がないことに加え、パニック障害もリスクになるということでした。


私は20年ほど前から、この障害に苦しんでおり、よくなったり悪くなったりを繰り返しています。

そもそもの原因は元夫の暴言です。

私は2019年7月に離婚をしましたが、1990年の秋、第一子の息子が生後9ヶ月の頃、生まれて初めて高い熱を出しました。私は驚き、心配し、不安な気持ちでいっぱいになり、うろたえました。そして、思わず泣いてしまったのです。

そんな私に向かって、彼は「泣くな」と怒鳴りました。

その時のことを思い出すと胸が苦しくなり、なぜ怒鳴られなければいけなかったのか、今でも理解ができずにいます。


この時以来、彼は何かにつけて暴言を吐き、私を責めるようになりました。いわゆる、言葉による暴力です。何度、離婚したいと思ったか知れません。


結婚して10年目の秋。私は突然過呼吸発作を起こし、彼の目の前で倒れました。彼は、大丈夫かと気遣う言葉ひとつなく、あたかも何も起こってないかの様に、無表情で食事をしていました。

幸い、私は対処法を知っていたので、30分ほどで治りました。

その後大きな発作を繰り返し、精神科を受診しました。そして半年後、私はうつ病を併発してしまったのです。1998年5月のことです。

うつ病も寛解、悪化を繰り返し、治るまでに数年かかりました。

けれど、パニック障害は完治に至っていません。


診察室で、H医師は言いました。

「メンタルに何かを抱えている人には、この手術はとてもストレスになります。暴れたり、治療を拒否して、部屋に閉じこもってしまったりすることもあります。

これは極端な話だけど、身体が思うように動かせなくて、カーテンで首を吊ろうとした人もいました。

それでなくてもストレスが大きいので、中にはこういう患者さんもいるんですよ」


カーテンで首を吊った話には驚きましたが、私はそんなことはしないし、発作が起こっても、暴れたことは一度もありません。

それに、発作を起こす引き金は、元夫にまつわることですし、離婚して3年が経つ頃には、発作はおさまっており、医師が警戒するほどのことではないと思いましたが、ドクターは言います。

「メンタルの主治医に、この手術を受けても問題ないか、聞いてきてください」