ad films from J's | a frog in November

a frog in November

11月のかえる

ふふふふれっしゅ,って,Tシャツの裾にオリーブの美を目一杯抱えた少年が歌うCMがある.
少年はラテン系の言語を話しそうな外国人で,周囲の大人も人種的に日本人には見えない.
なのに,ふふふ,の発音が,“上唇に下の歯を付ける”と習った,欧米の“F”でなく,日本語風に口をすぼめてローマ字第1表の“Hu”のように発音しているのが,妙におかしい.というか,個人的にツボにはまっている.

J-オイルミルズという聞いたことのない会社のオリーブ油のCMなのだが,Wikiによると,味の素のオイル部門(ラーマゴールデンソフトとか作ってたところ)と豊年が合併したのが初期形態で,そこに2社が加わって食用油の会社として統合されたものらしい.そういえば,豊年サラダ油,って見聞きしなくなったよな.
まあ,会社の切り貼りの背景はこの際置くとして,CMとしてはいいところを突いている.

そういえば,以前,音のソノリティという日テレ日曜午後9時ちょっと前の埋め合わせ的番組を提供している電力供給会社・J POWERで日南響子さんが女子高校生の姿で走るCM(J POWERのサイトによると,あれは,送電線を追いかける話だったんだよね)を放映していたことを書いたが,この間観てみたら,今度はこの会社の設立からの60年を振り返る,ということで,1人の女性が大阪万博のパビリオンの案内役やら,中山律子さん風のプロボウラーの役をする新しいCMとなっていた.これも日南さんがやっているらしい.前のとずいぶん,雰囲気が違うが,これはこれで面白い.

なんとなくCMも世の中と同じでぱっとしないけど,この2つのJのはなかなかかな,と思えた.