先日、行きつけの服屋さんに行ったら
Instagramでケンの事を既にご存知だった社長さんが「お~、残念やったなぁ」と声をかけてきてくれました。
もう20年ほど前になりますが、社長さんもご自慢のハスキーを飼ってらっしゃいまして大の犬好き。
「ペットロスが来るで~」
と言われたのですが、まだその予兆はありません。
昨夜はケンを仔犬期から最期まで診てくださった動物病院へお礼とご挨拶をしに行ってきました。
※この画像はケンに余命宣告された時に「これが最後になるかもしれない」と思って病院の看板も入れて撮った1枚です。
夕診の最後のほうの時間帯を狙ってお伺いしたら、待合室には会計待ちの飼い主さん1組が居ただけ。
すぐに診察室に通されて、獣医さんにケンの最期の様子などをお話しました。
思えば院長先生以外ではこの獣医さん(院長のJr.)で4人目くらいかな?
その獣医さんが手にしているケンのカルテの分厚いこと。
16年近く、ずっと通ったんだもんなぁ~
分厚いカルテにもなりますわな。
獣医さんは「ケンくんの死因は色々ありますが、やっぱり老衰となるかと思います」と言ってくださいました。
私もそう思います。
ピンポイントでこれが原因というものが無くて、日に日に物凄い勢いで衰えていったのですから。
診察室にて話を終えたら、家から持参した未開封のフードやサプリメント類、シリンジなどをお渡しします。
「払い戻しします」と言ってくださったものの、療法食が替わる度に「フードが届くまではこちらのサンプルで」とギリギリの量を渡されて不安も感じた身としては、その際に1kgや3kg入りのフードを渡してもらいたかった。
だからそういう患者さんにド~ンと3kgのパッケージを渡してもらいたいという気持ちからです。
出張中で院長先生にはお会い出来ませんでしが、獣医さんと獣医さん以上にケンのことをよくご存知のベテラン看護師さんにお礼を言えたからまぁいいか。
するとベテラン看護師さんが
「最期までパパさんほど献身的にケンくんに尽くされた人は居ません。
これまでたくさんの犬と飼い主さんを見てきましたが、パパさんみたいな飼い主さんは滅多にいないのが現実です。
だからケンくんで終わりにしないで欲しいです。
出来ればまた新しく迎えて欲しいです。
私たちは待ってますから」
と言ってくださると周りにいた獣医さんや看護師さんも笑顔で頷いてらっしゃいました。
この言葉、この動物病院の総意ということかと。
嬉しかったなぁ。
ケンの飼い主として、言ってみれば犬のプロフェッショナルから合格点を戴けたようで。
プロと言えばケンと私が永らくお世話になった訓練士さんに訃報のメールを送った時、
訓練士さんからの返信メールには「ケンくんは(扱いが難し過ぎて)パパさんでないと無理でした」という一文もありました。
そんな方々からの言葉に
「ケンも俺も頑張ったよなぁ」と。
これをケンと一緒に喜ぶことが出来ないのが残念ですが。
そして今日は洗わずに新しいのと交換ばかりしていたケンの敷物を洗濯しました。
これでまだ一部ですからね。
今は二部を洗濯して干してます。
こうして洗ったり掃除したりしてケンの匂いが徐々に消えていくのは少し寂しくなります。