海原に迫り出した
庭先に咲こう
青空を背負いながら
根を張って生きよう

海原が澄み渡る
爽やかな場面
潮騒に今日も集う
イルカの群れ

鳴き声は転がって
波の力になる
水しぶき跳ね上げて
鳥に釣られ宙返り

海原にこだまする
輝きと咲こう
鳴き声にそよぎながら
根を張って生きよう


雨風に打たれても
凛として咲こう
太陽を待てる強さ
手に入れて生きよう

雨風が揺り起こす
晴れやかな記憶
この胸に辿り着ける
イルカの群れ

頬笑を得意気に
波をくぐり抜ける
水しぶき跳ね上げて
虹を灯し合っていた

雨風に感じ取る
輝きと咲こう
頬笑でつなぐ勇気
手に入れて生きよう


流星に恵まれた
庭先に咲こう
大空を翔けた息吹
受け継いで生きよう

流星が行き交えば
穏やかな予感
瞬きを重ね合わす
イルカの群れ

静寂を翻し
波を創り出せる
水しぶき跳ね上げて
泡に磨かれるだろう

流星に託された
輝きと咲こう
静寂に眠る未来
受け継いで生きよう

花びらは散ろうとも
庭先に募る
思い出を種に込めて
何度でも生まれる

海原にこだまする
輝きと咲こう
鳴き声にそよぎながら
何度でも生きよう