あまぞらのかね

雨空ノ鐘

アーカイブ


💬当記事は、「雨空ノ鐘」のアーカイブとしての役割を主とします。また、記事育成の場の一つ。推敲を行った後、独立した記事とする記事もあります。





一年の終わりに

その年を振り返るより

一日の終わりに

その日を省みる事が大切


日々の反省を怠ったが故に

後悔の念が止めどなく続く




何をどれだけ抱えられるのか

何をどれだけ背負えるのか

負荷に対する許容範囲を見極めて

己の展望を示す

それを抱負と言う


年頭に当たり

基礎のない理想を掲げて

根拠もなく

今年こそは叶える

と言う事ではない




ストレスは活力

コンプレックスは原動力

プレッシャーは推進力

人間は何でも自分の力に出来る

それを忘れてはならない




絶望感は伸びしろ

大きければ大きい程

大成出来る


才能、故に

道は険しくなる

ただ、それだけである




挫折も

その時間を

自分のものとして過ごせば

それは

ただの安息




悔しさの余り

思わず握り締めた拳

それを

弱い自分への

終止符と出来る事

それが

天を掴める者の

確固たる資質となる




状況が変わり続けている以上

同じ事を繰り返しても

その意味は常に異なる




転んでも起き上がる

と意識する人よりも

転んだから起き上がる

と意識する人の方が

自然であり

賢明でもある




誰かを見て

素晴らしい

と思えるとき


その素晴らしさを

己自身が造り出している

その事に気づけた者を

成功者

と呼ぶのである


誰かの素晴らしさの

傍観者ではなく

観客という形で

当事者となれる術

その会得こそが

肝心という事




辛苦を乗り越えた者に

幸楽を味わう資格がある


逆境を乗り越えた者に

順境を拓く資格がある


戦乱を乗り越えた者に

平和を築く資格がある



ただ晴れるだけでは

虹を灯せない

雨を許容しなければ

空にも限界がある


日々見上げる空に

真理を悟れるだろうか

その問いを生涯の朋とせよ


空に灯る虹を

己の肖像とするのには

雨という現実を許容する

覚悟が必要である





夢は種

夢のままでは

花を咲かせられない


夢は欲

つまり煩悩

災いの火種にも

なりやすい


志に培えて

尚、更に

信念に満ちた覚悟をもって

夢は開花する



時計の示す時刻

暦の示す日付

それらは

いずれも目安


己の生き方を全うする為に

標準時との時差が生じても

自然の成り行きである


先駆者を志すのなら

世間よりも数年先を

生きている必要もある


今の世の中に

己を合わせてしまうのなら

理想を抱く意味はない

規格化された今を

常用していれば良いのだ

それを嫌だと思うのなら

周囲とのズレを恐れない事



自分時計

自分暦

それらを創造する為に

誰かの力を借りても構わない


但し


仕上げる事は

己自身で行う事

それは

責任としてではなく

感謝としてである





頑張るとは

頑固に我を張る事

言い換えれば

周囲を思いやれぬ事

つまり

すべきではない事




大切なのは

本当の自分ではなく

本物の自分



己が生きる為の原動力

それは周囲の誰かにある


言い換えれば

周囲の誰かの生きる為の原動力

その役目を担って

己も生きている

という事


誰が己を必要としているのか

その事にいち早く気づいて

己の手を差しのべる

それが出来てこそ

己の人生が大成する




網を持って蝶を追うより

花を育てて蝶を迎える

その方が有意義だと思う









→ 魅李園虹房 ←