「平成おじさん」の家だったって知ってました? | 「境界者」は今日もゆく

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境界に魅せられた者が、「街歩き」や「日々思うこと」
について徒然なるままに記します

王子駅から、権現坂を上り旧岩槻街道(東京都道455号本郷赤羽線)を北西へ向かうこと約10分。歩道橋を越えて左折すると、趣と歴史を感じさせる門構えが目に留まる。築100年以上の伝統的民家を改築した学生寮(シェアハウス)『春風荘』だ。優秀な学生に対して奨学援助を行う「本庄国際奨学財団」が、2018年4月から運営を開始した。

 

春風荘

 

「サニーヒルズ」「根津美術館」「那珂川町馬頭広重美術館」などを手掛けた建築家・隈研吾氏がリフォームに携わったそうだ。残念ながら内部は非公開である。

同財団は、お茶で有名な「伊藤園」の創業者の一人、故本庄正則氏1996年に私財を投じて設立したことで知られる。

実はこの家屋、「本庄国際奨学財団」が買い取る前の所有者は1989(昭和64)年1月7日、官房長官として新元号「平成」を発表した故小渕恵三元首相であったことはご存じだろうか? この9月に自民党選挙対策委員長となった小渕優子氏のお父さんである。
そういえば昔、この家の前を通るたびに「なぜ警官が門番のように常駐してるのだろう?」と思ったものだなぁ。

 

すぐそばには、コインランドリー発祥の地と言われている「加賀浴場」が、今年5月16日に装いも新たにリニューアルオープンした「COCOFURO かが浴場」がある。こちらにもぜひ立ち寄ってみたい。

 

加賀浴場

<リニューアル前の加賀浴場>

 

有名な観光スポットがあるわけじゃないけど、王子本町二丁目をブラリと旅してみませんか?

 

地図

 

※YouTubeにて「街歩き動画」を配信しています 。

お時間あるときにご視聴いただければ うれしいです。

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