曹洞宗大本山 永平寺
霧のような小雨。
車を降りるときには降っていまして、少々肌寒い日になりました。
吉祥山永平寺
春は花 夏ほととぎす
秋は月 冬雪さえて
すずしかりけり
道元禅師御歌が刻まれており、曹洞宗の禅修行の第一道場なのですね。
福井県吉田郡永平寺町志比5-15
【公式サイト】大本山永平寺ホームページ (daihonzan-eiheiji.com)
日々是好日、今、ここを大切に。
なかなかの山の中でした。
天地観世音菩薩像
菩薩像が小雨に濡れた苔の中に静かに立っています。
苔がね、本当に綺麗なんです。
神社で言う手水舎…、かな?
この龍の口に手をかざすとセンサーでお水が出ます。
節水というか、何というか、進んでますねぇぇぇぇ~~~
その奥には、
一葉観音様です。
昔、道元禅師が仏法を求め大海を渡られた時、大しけに遭って難儀をされた。
船上で瑞坐し観音経を読み上げると浪の上にこの一葉観音が妙相を現わされた。
やがて浪も静まり平穏無事に航海されたということから、後の人々が旅の安全を願い、また人生行路の平安を願う信仰となり、この尊像が出来、今日に至っているとのこと…。
池の中にありまして、時折ゲロゲロ、ケロケロと🐸の鳴き声が風情がありとても気持ち良かったです。
さて、お寺に入ります。
右側通行なんだけど、文字が読めない人なのか、やっぱり左側を上がる人が居るのね(≧▽≦)
入ると靴や傘用にナイロン袋が置かれています。
入口と出口が違うのでここに置いていくことはできません。
ず~っと持ち歩くのです…。
今回は靴と傘だけだったので良かったけど、前回行ったときは真冬だったので長靴、傘、コート、ショールと…、物凄い量の荷物でした(≧▽≦)
お寺の中の案内が書かれています。
ここには長椅子が置かれてあり、モニターには寺の中や修行についての案内が流れています。
そうそうに切り上げてw
傘松閣
平成6年(1994)の改築で、一階は参拝の方用の控室になり、2階には「絵天井の間」
正面には布袋さんのブロンズ、多分達磨大師の絵、掛け軸。
昭和5年(1930)当時の著名な画家144名による230枚の色彩画が天井に飾られています。
キラキラとめっちゃ綺麗でした。
天井絵配置図ってのもあったのですが、細かくて(><)
廊下を歩いて、果てしない階段を上がって、降りて…、はぁはぁ…。
どこぞのお婆さんも、「もう、無理。もう、ダメ」ってww
でも、一番上から見る景色がもう、本当に気持ちいい~~~~
お寺の中にいるすべてが修行ですもんね。
お坊さん方は毎日、日々、ここを上がったり下りたりなさってるんですよねぇ。
ってことで、今日も私は筋肉痛です(≧▽≦)
修行に入るときと、出るときにしか通れない山門。
山門に続く道なのですが、沖縄首里城も真正面に入らないように少し斜めに門に向かってたように、ここもなんとなく斜めに山門に向かって道が出来ていたように思えました。
山門は、確か釘も楔も使ってないとか。
魔が入らないように両側、門の中には邪悪な者を倒す力の象徴である多聞天、増長天、持国天、広目天の四天王像が収められている。
ここにも四天王を撮るお姉さんが…(^^)
小雨だったから、カッパ着てるね。
冷えてたからちょうどよかったですが。
川沿いを駐車場に向かって歩いていると、物凄い太い杉が。
あら、ここにも比較対象になってくれたお姉さんが(≧▽≦)
太い幹です。
お店のお土産を買ったりやお蕎麦を食べると500円の駐車場のお金を引いてもらえます。
ちょうどお昼時だったのでお蕎麦を頂きました。
透き通っただし汁がとても美味しかったです。
寝起きも、食事も、お風呂も、お手洗いもすべてが修行。
沐浴するもの千人なりとも、その湯浄きこと元のごとし
自分だけ良ければよいのではなく、湯を大切に扱い、次に入る人に心を配り入浴します。
入浴は身も心も清浄となるための修行なのです。
トイレの神様の「烏枢沙摩明王」
用を足すことは大切な修行であり、作法に従い、御仏として行わなければならない。
どんな作法なのか…。
トイレの中は一人ぼっち。
誰にも見られない空間だからこそ、恥ずかしくない行動を取らねばなりません。
入浴と同じように次の人に心を配り綺麗に使わねばね。
だれにも見られないところでこそ、その人の本当の姿が出ると思う。
気をつけましょうね^^
食事も黙食。
修行だから…。
お蕎麦…、もちろん楽しくおしゃべりしながら頂きました(≧▽≦)
修行が足りません、はい(≧▽≦)