炎のランナー

お久しぶりです。
料理界も忙しい次期に突入し、毎日バタバタです。
賛否両論の近所で最近よく見かけるおじさんがいる。ジョギングをしているのだが、最初はそれがジョギングとは、気付かなかった。まず、スピードが恐ろしく遅い。
僕の歩く速度より遅い。
そして服装が、普通のスラックスにワイシャツ、革のベルト、革靴。
完全に走る格好ではない、髪も綺麗な七三分けになっていて、ミスターオクレにちょっと似ている。
何度かすれ違ううちに、いつも汗だくで、苦しそうな表情で腕を振りながら歩いているので、ジョギングだと気付いた。
まあ、服装は本人の自由なので、僕がとやかくいうことないが、最初は笑いを噛み殺すのが大変だった。
そんなある日、賛否両論の近所のそば屋に入ると、ジョギングおじさんが食事していた。
僕は思わずおじさんを二度見した！
ジョギングおじさんはジャージの上下に、スニーカーでざるそばを食べていた。