新春の会議の後の盛り下がりがひどい。モチベーションを高めることが目的なのに、下がってしまっている。かつて2度やり方の変更を部会で申請したことがある。「上と下を逆にし、表彰ではなく感謝状にせよ」と。上から喋るのではなく、下座から話せと。2度とも2対10で否決されてしまった。それならと自分の地区でやった。従業員大会。会の幹部を押し切り、それまでと座席を反対にした。所長は下座、従業員は上座。おまけに温泉開催だから会議はなしにした。大いに受け、かつ盛り上がった。最後に司会の担当員が一言。「紙を増やそう」。それだけ。会議を有効に終えるには、準備である。聞き手の時間を借りる訳だから、その人数分話し手は苦しんで、考えて、胃が痛くなるほど準備しなくてはいけない。ポイントは心に残るキーワード。9日付けの産経正論、曽野綾子さんのことば「どこまで恵まれれば気が済むのか」の一言。日本人のほとんどの人の心に響く。会議を招集する人、会議で喋る人は、聞く人も同じ24時間を懸命に生き、時間を貸してくれていることを忘れてはならない。キーワードを必死で探せ。