time waits for no one | 左脳右脳なにぬねのう

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最近、頓におとろえてきた記憶力を補完するために・・・まるで補助脳のようなブログ(単なる備忘録???)

アニメ映画版「時をかける少女」を縁あって久しぶりに見てみる(これすら2006年公開だからもう7年前・・・原田知世版はまさに時の向こうの世界・・・)。

原田版ときかけに限らず、従来あるタイムリープものの、「タイムリープしちゃって困っちゃったな」感が全くない斬新な発想が当時は印象深かったが、改めて見直すと、原田版や原作小説異常に、昭和の純愛物語であることに気づかされたりして。エンディングソングのガーネット(by奥華子)がはまり過ぎてて困ってしまふ(笑)


ところでブログ記事のタイトル。映画の中でちょいちょい登場するフレーズである。

とっても重要な理科室(なぜラベンダーの香りがしないんだ!!!とオールドファンの声!・笑)の黒板に書かれていた一文。「時間は人を待たない」が直訳になるか。

真琴が時間に待ったをかけまくり、やり直ししまくりしているだけに意味深である。

そして、最後に、戻ったのが、もうやり直しの効かない所、タイムリープ装置をこりっとやっちゃった理科準備室にもどってくるのも意味深である。

決意して千昭のもとへ走る真琴に友里がつぶやく「time waits for no one」・・・意味深である。

途中で出会った功助が「前見て走れ」と声をかける・・・やりすぎである(笑)


つまるところ、時が人を待たない(真琴のやり直しを認めない)のではなくって、真琴自身が時を振り返ることをしないと決意して、駆け出す。主体は世界ではなく、生きている人間一人一人の胸の内に在る、ということを言いたかったのかなぁと、やっとこさ思えたりして。


時は待ってはくれないけれど、おいかけることはできる。そこにたどり着いた真琴、時間の中を走り始めた少女。だからこそエンディングでやっとこさタイトル「時をかける少女」が現れる訳か・・・意味深すぎる。



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