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因果の道理,原因と結果の法則

2600年前にお釈迦さまが
悟ったとされる『因果の道理』



ウィキペディアなどで検索してみると、

どういうものなのかの説明がいろいろと
されていますが、僕のとらえ方は
一般的な日本仏教の教えとは違っています。



今日は、その辺りについての
僕の考えを語ります。



僕はブログという個人メディアを使い、
『言葉』で自分の考えを発信していますが、


『言葉』というものは、世間的に
多少誤解、盲信、過信されている
ところもあると感じます。




目に見える『言葉』が絶対的な何かの
意味を持つわけではなく、あくまで、
その『言葉』に触れる人の、脳内、

心の中、意識の中にあるイメージに
貼り付けられたラベルに過ぎないのです。




次回メールコーチングのテーマは
『理解』という言葉について語りますが、


『理解』という言葉も、その言葉の
使い手によって、どんな意味を持たせて
いるのかは大きく変わってくるわけです。



他人とコミュニケーションを取りながら、
同じ日本語を使っているからといって、


自分が使っている『言葉』を相手も同じ
意味でとらえている、と手放しで思い込んで
しまうのは、『誤解』を生むもとになるのです。




まあ、細かいことを気にしすぎてたら、
何も発信なんてできなくなってしまうんですが、


ただ、その辺りのことを、発信者としても
受信者としても、意識にひっかけておく
のは、大切なことだと思いますね。





さて、『因果の道理』



すべてのものごとには
『原因』と『結果』がある、


という意味で一般的にはとらえられています。




人生で経験すること、苦しみも喜びも、

そのすべてには三世
(過去世・現在世・未来世)にまたがる

『因果』によってつながっている、


というのが、日本仏教的な解釈でしょうか。




僕は、前世や来世は否定もしませんが、
語らない、という立場をとるので、


ものごとの『因果』
すべて『いまここ』である、

『現在世』だけで完結するものと考えます。




そもそも、『因果関係』のつながり方が、
リニア(直線的)なものである、という
とらえ方に、問題があるように思います。



この世界で起こる『現象』とは、
そんなに単純なものでしょうか??



『風が吹けば桶屋が儲かる』ではないですが、

(まあ、あれにしても
 直線的な因果で結ばれていますが)



関係性に縁(よ)って起こる、
この現象世界では、

一つの現象と一つの現象が、
単独的に因果関係をもつ、

ということはありえないと言えます。



すべてのものが関係性を
もってつながってこの世の中に存在し、

一つの世界を創り上げています。



『私』という存在は、『私以外』
すべてのものと関わりをもって、

初めて定義されます。




たとえば、
『いまここ』にあなたが存在すること、

その原因を探っていくと、あなたが
あなたの世界として認識するもののすべて、

そして、過去から未来にいたる、
すべての時間で起こっている現象、


そのすべてが関わりあってあなたは
『いまここ』にいる、と言えるのです。




僕が教育の仕事を始めたきっかけは、

ほんの小さな偶然がいくつも重なって
のことだと、長年ずっと思っていました。



ですが、その認識は誤りで、

僕が認識する世界、
僕が経験してきた人生の、


そして、これは証明不可能ですが
あえて言えば、僕がこれから
経験する未来の人生も含めて、


すべての『必然のパズルのピース』
縁をもってお互いに作用し、


その結果として唯一無二の尊い
『現実』が創られているというわけです。




人は、


『一生懸命勉強したからテストに合格した』


と、直線的に因果関係を結んで
ものごとを理解しようとしますが、



『テストに合格』という現象には、
本人の行い以外にも、様々な現象が
幾重にも折り重なって、複雑に絡み合った

『関係性』が作用しています。



『テストに合格』という現象の、
本当の原因となったことなど、

この世界の誰にも特定することも
知ることもできないのです。




ここは『リニア思考』から
『リレーショナル思考』
に切り替える必要があります。



リレーショナル、とは
『関係性』『つながり』

つまり『縁』という概念です。




脳内のニューロンがシナプスでつながって、
『学び』が起こって『知識(記憶)』
創られていくイメージにも重なります。



物理空間で起こる『現象』も、
意識という情報空間で起こる『思考』も、


その構造は『リニア(直線的)』ではなく、
『リレーショナル(関係的)』だということです。





『引き寄せの法則』『成功法則』も、

短絡的で乱暴な『リニア思考』
語られることが多いですね。



単純に、『○○がほしい』と望めば、
その結果が手に入るに違いない、というものです。




ですが、『因果の道理』というものを
正しく理解していれば、そんなことは
あり得ないということがよくわかります。



リレーショナルな現象世界を、リニア思考で
理解しようとするのは、三次元(四次元)
である現実世界のものごとを、一次元である

『線』一本だけで表現しようとするようなものです。



少々、難しい概念ではありますが、
思考というものの『次元』
上げる必要があります。





『ゲシュタルト』という言葉は、
リレーショナルな観点で、


『因果の道理』というものを考える際に、
不可欠なものだと言えます。




いままでの成功哲学・自己啓発的な言葉で
言えば、『イメージ』『ビジョン』という
ことになるのでしょうが、


僕は『全体性を持った構造』という意味を
強調したいので『ゲシュタルト』という
言葉を使っていこうと思っています。



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