そういえば……


 今、小学生はちょうど夏休みか。

 どうりで、最近 子供を見なかったわけだ。

 

 小学生の夏休みは、いろいろ忙しい。





 朝6時に起きて、近所のラジオ体操。ラジオ体操カードにスタンプを押してもらう。

 ウチは親が共働きだから、基本 家で1人……

 朝から、ポンキッキ→教育テレビ→アニメ(夏休み限定でやってた。ドームくん・ウォーリーを探せ・タッチ)を観る。


 昼は友達が遊びに来るor遊びに行く。

 学校のプール行ったり、市民プール行ったりする。

 夕方に家に帰る。1日終わり。


 こんな感じで、約1ヶ月の夏休みを過ごしていく。

 だから、小学生の夏休みは忙しい。

 でも、しょせん小学生。(←小学生のみなさん、すみません)


 大人のように、どこか遠くへ行ったり、服を買いに行ったり、レジャーを楽しんだりできないので、ほぼ毎日同じ日を過ごす。


 そうなると、毎日これは無理である。

 友達は、日によって家族旅行にいったりしてしまう。

 そもそも、小学生に1ヶ月の休みを与えても、そんなものだ。


 そして、友達が1人もつかまらない日に、ようやく宿題に手をつける(笑)

 そんなものだ……


 思い出すと、また戻りたい??かな。

 昔の何もなかった時代なら戻りたいかもしれないが、今の時代だったら嫌だな……(←今の小学生、すみません)

 天候もままならないし、災害もこわいし、不景気だし……

 いくら、まだ将来を考えなくて良い、無邪気な小学生でも、さすがに過ごしにくい。

 

 夏休みといえば、読書感想文。

 だいたいの小学生は、この読書感想文の宿題で、児童文学にはじめて触れる。


 ぼくのはじめてはなんだったかな……

 当時、ぼくの誕生日が7月だったせいもあって、親戚から贈られたプレゼントは、児童書だった。

 正直、嬉しくなかったなぁ。

 だって、「これで勉強しろ」と言われてるようだったから。


 「はれときどきぶた」「宝島」「ガラスのうさぎ」など、まとめて買ってもらった記憶がある。

 そんな中、親戚のおばさんに買ってもらった

「学校の怪談」と「ズッコケ恐怖体験」が、すごくハマった。

 まあ、小学生の頃は とくに心霊系が好きだったし、あの頃のテレビもそんなんばっかやっていた。

 

 夏休みのヒマだった日に、この2冊の本を夢中で読んだ。

 って、そんなん普通だと思うが、ぼくが本を夢中にで読むのは、これが人生初だった……

 やっぱ、心霊が好きだったからだろう。

 おかげで、今もズッコケシリーズは、大好きで 愛読している。


 こんな風に、ぼくの小学生の頃の夏休みは、なにもないようで、童話を書いてる自分にとっての、きっかけになっているから、とても貴重なものだったんだな。


 意味ないと思っていたけど、こうして人生の半分を振り返ってみると、ちゃんと「現在」に繋がっていたんだな!


 けっきょく、夏休みの宿題は、8月下旬まで手をつけず、そこから慌てることになる。

 そして、けっきょく……ちゃんとぜんぶできていたのは、ラジオ体操カードに毎日スタンプが押されていること……



 長くなりましたが、現在のぼくはというと、ノートに書いた児童文学の物語を、ぐちゃぐちゃ!っと、黒く塗りつぶしたところだ。


 企画書に書いて、あらすじも書いて、オチもこんなんで……

と、少し自信もって書き始めましたが、やっぱりこのまま進みたくない。そもそも、これでいいか? よく考えたら「ありがち」かも。


 ぐるぐる考えが巡って、けっきょくこの物語は「今じゃない」と決定しました。。

 だから、また違う物語を考え直し。

 なんか、人間が主体の物語や、一人称で展開される物語は、なんだか自分には合わないような気がしてならない。

 まだ、未熟なので それだとワクワクしなくて、楽しく書けない。

 今後、ファンタジーしか書けない作家になるのは、良くないと思うけど、今は得意なことを精一杯やろうと思う。


 さて、自分の書斎に籠って、思考時間に入ります。

 童話作家 最高!


 みか さのすけ


 #夏休み #夏休みの宿題 #童話